晴れ。 寒風。 冬ごもりの読書は「館もの」のミステリー。 周りが雪景色であるならばもっとよい。 本日は寒風吹きすさぶ寒い一日。雪はないけれどまあいいか… 朝一番で金曜に買い込んだ食材を茹でたり料理したり… 大掃除は再来週年休ををふつかゲットしてあるのでそちらへ。 体調回復のため今日は読むぞ。 崖の館 創元推理文庫 佐々木 丸美著 1977年刊行。 35年前の作品になるけれど古さを感じないような気がするのは当時中学生だったわたしと小野路年代の女の子が主人公だからだろうか? 今の中高生が読んだらきっと古いのだろう。携帯もPCも登場しないのだから。 最先端の機器を駆使したサスペンスもよいけれど、閉ざされた空間でじわじわと恐怖がにじり寄るのも楽しい。 半ばで犯人はわかってしまったけれどなんとなく最後まで読んでしまった。 めまいを起こすような北の海に臨む絶壁の上に立つ館。そこで2年前に美しい養女が事故死する。 吹雪に閉ざされた館で繰り広げられる彼女のいとこたち5人のその死への推理。。 やがて不穏な出来事が… お定まりのストーリーでありますが冬ごもりを決め込んだ読書なので思い切りその閉塞感に共感しつつのめりこんでしまうのでした。 夕餉は水菜とたまごのおじや。
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