日々の泡

2011年03月06日(日) 春物を出そうと思ったけれど寒いので読書

ミステリーを読んでまたも大事な一日を潰してしまった。
毎年三月のこの時期は光が春めいてつい薄着になってしまって風邪を引いたものだった。
去年辺りからもうそんなことはできないくらいに三月の風は冷たく感じられてこれって歳のせいなのか…と弱気になるがいややっぱり本当に寒いのだ、世の中が。
先々週末だったか仕事を終えて外へ出た途端にイソヒヨの声に出迎えられた。
今年も職場の建物に営巣するのだろう。
美しい鳴き声の鳥だが、去年わたしは思いがけずイソヒヨの雛が生まれ出る様子を生で聞いた。
わたしの仕事場は広いベランダに囲まれている。
座席の横の窓の下にイソヒヨが巣を作っているらしく、窓を開けていると彼らの泣き声や羽ばたきが聞こえてくる。
その日はとても暖かな春の日でちょうどお昼にさしかかる頃だった。
突然、「ヒーヒー」という雛の鳴き声がした。
卵を見守っていたらしい親鳥は、「ピポピポツ!ピポピポッ!」とそれまでには聞いたことのない嬉しそうな鳴き方で鳴いた。
ユーモラスなまでに喜んでいる様子が想像されてほほえましかった。
 イソヒヨに出迎えられた日はとても暖かな日だったけれど、あれから雨や雪に見舞われてとても寒い日が続いている。
これからも寒い日がありそうだ。
イソヒヨ がんばれ。
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茉莉夏 [MAIL]