恐いくらいの晴天恐いくらいの紺碧の空骨身に凍みる寒風先祖の墓シャッターの下りた商店街風にミックスされた懐かしい食べ物の香り病気の叔父あちこちのガン黙って呼吸しているだけで心が揺れる。わたしの未来はやはりここにはなかったのだな。中途半端だった何かに折り合いがついた。今、ここでわたしにできることそれだけに集中しよう。