書くと言うこと 絡まった糸をほどきながら 心の核を探している。 何かを感じている…それを感じざるを得ないわたしの内側の何か… そこまで辿って辿って 辿り着いたとき 空間が開く 道が見える 実のところ そんなことはたまさかのこと 道が開けたとき つかまえたような気になるけれど 気がつくと いなくなっている 彷徨い歩く性癖らしい あやつは… ばななさんが云っていた。 「踏みつけられても書きたいものがある…」 それはどんなものだろうか それは作家が一生をかけて表していくもの 作家というのは 本当に体に悪い職業なのだなあ ほんの短い文を書くだけで 頭に血が上るわたしは思うのだ
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