はぐれ雲日記
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2006年06月25日(日) |
奈良放火母子焼死事件 |
これは父親が起こしたような事件だと思う。
刑務所には少年でなく父親が入ってほしい。
また、死者に鞭打つようだがわたしも似たような経験を持つのであえて言うが 相手の子を身ごもったとき、母親に厳しく忠告されたことがある。それは 連れ子という立場ははただでさえ寂しい思いをしているのだから これから生まれてくる子どもより2倍も3倍も可愛がりなさい。 つねに一番その子のことを思いやりなさい。それでちょうどいいのだから
と言い聞かされ若かったけど充分納得。なるほどと思った。 それから紆余曲折はありましたがなんとかしゃんとした子に育った。
そういえば、子どもたちには「勉強しろ」と言ったことは一度もなかったね。 「遊んで来い」とはしょっちゅう言ってたけど。 自分自身も親に「勉強しろ」とか「がんばれ」と叱咤された経験は全くない。 勉強は向き不向きもありますし、どんなに教えても理解力に乏しい子もいるし 勉強が好きな子はまるで好きな趣味のように楽しんですいすいとやる子もいる。 同じように育てているのにみんな違う。でもそれでいい。
おそらく少年の父親も学閥社会の中で感ずることがあったのだろう。
息子さんは国立の医学部は充分受かる実力があったというが父親は 京大とか東大を目指して欲しかったのだろうか。 成績は本人が一番自覚していますよ。それに ICUと称する部屋でつきっきりで父親は勉強を教えていたそうな。 近所に響く怒鳴り声、少年は顔に傷バン。歯が欠けたこともあったそうだ。
おいおい本来は家庭っていっとうくつろげる場所じゃなかったけか。
家庭は文武の「道場」になってしまったのかな。 子供は親の世間体と自己実現の道具とかではないでしょう。 離婚調停で実母に小学校一年のときから会わせてもらえないなんて 居場所の無い、よりどころの無いこころを抱えて少年は心を病んでしまったのかもしれない。 「殺すつもりで火をつけた」とか 何ひとつ自分を擁護する自白をしてないところが よけいに哀しかった。死ぬとは思っていなかったとか言うでしょう。
何とかこの少年には更正してもらいたいもんだ。
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