はぐれ雲日記
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| 2005年11月07日(月) |
セェイセェイセェイ! ALWAYS三丁目の夕日」 |
今日は仲間と「ALWAYS三丁目の夕日」を観てきました。原作は、西岸良平の人気漫画「三丁目の夕陽」 でも「ALWAYS」はナンダロウ。余計ですよね〜。 この時代昭和33年ころののんびりした期間って案外短かかったんですよね。。 60年安保で世の中が殺伐とし始める 前のはかなくも美しい時代でしたから。
山崎貴監督は、「土曜日のような時代だったと思う、 どんなに辛くても明日は日曜が来ると信じられた時代」 とインタビュウで言っておりましたがまさに至言だと思います。 こういう映画こそ深く静かに潜航して欲しいものですが、日テレのCMの観客の涙シーンはウザイですね。 「三丁目で大儲けしてやるゾ〜」 みたいな姿勢が見え見えです。 この大仰な宣伝の違和感と不気味さは西岸の漫画ファンならみなさんきっと感じることでしょう。
漫画の登場人物は鈴木オートの一平一家と従業員の六さんと、駄菓子屋の芥川さん、怪人X、甘党の猫、 鼻たらしの 養子の男の子吉行淳之介(爆)など。映画では六さんがなぜか女の子になっていましたが。 映画はとても上手くできていて最初の「ああ上野駅」のシーンから引き込まれますよ。(佐藤さんは特に〜) トーホグからの機関車に引かれた集団就職列車から降りてきた素朴な少女六子。 迎えたのは、一帳羅のスーツ姿の「鈴木 オート」社長。もちろん車はミゼット。 少女が「社長秘書」を夢見た「鈴木オート」とは、何のこと はない、社長が一人だけの下町の自動車修理工場でした。。。家族同様になじんで行く六子。それから近所の人間模様がいろいろと・・・。
全体的に特に何かを訴えようというメッセージは感じられなかったけど家族愛。下町の人情などがぐいぐいとココロに 入ってくる感じがしました。草むらのつゆを足に感じるような。教科書を初めて開いたときの印刷インキの匂いのような 不思議な映画。 過去の「キューポラのある街」「名も無く貧しく美しく」「橋の無い河」「ノンちゃん雲に乗る」近くは「フーテンの寅さん」「学校」などでは 感じられなかった「人肌」のぬくもりが感じられました。 あ・・・・・。ネタバレになってはいないですよね。なってない?あ。そ。それはよかった!。
昭和33年は赤線が廃止になった年でもあります。

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