はぐれ雲日記
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2005年07月10日(日) 今日はひややっこにしよう。豆腐百珍。を読んだから〜。

休日なのでにちゃりんこで浅草へ。
ふと立ち寄った喫茶店アンヂェラスであったかいコーヒーとケーキでいっぷく。
ここは戦前からある老舗。人気のケーキ「アンジェラス」はバターケーキで
小学生のときのクリスマスの味がしました。じーーーん。

ちょっと今読んだ本を打ち込んでみますね。杉浦さんの一日江戸人より。

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豆腐といえば忘れられない話があります。越後長岡藩主・牧野忠敬(七万四千石)は、
藩財政立て直しのため、ハードな倹約を実行し、自ら進んで木綿を着用し、
豆腐半丁をおかずとして五年間過ごしました。主君が質素にすれば、家臣は皆それにならいますから、効果は絶大でした。彼が藩主になったのは十六歳の時、それから足かけ五年間の倹約のため国庫もうるおってきた、が、その矢先に二十歳で若死してしまいました。あわれです。
江戸後期は、どの藩も深刻な財政難みより、想像以上の倹約を余儀なくされ、多くの大名が献立に豆腐を用いました。
現存する下野壬生藩・鳥居家(三万石)の食事記録によれば、献立は一汁一菜、そのお菜は月に一日を除き全て豆腐料理でした。同じころ、江戸の職人は一汁三菜、庶民は百珍ブームに浮かれていました。
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