はぐれ雲日記
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2000年10月08日(日) バトンタッチ

町内運動会のため、今日はバイト先を午後から早退して応援に駆けつけた。
5年生の三男がリレーに出るためだ。
生き馬の目を抜くほど忙しくとも子どもにかかわる行事はたとえ短時間でも参加するようにしている。つもり。
うちの子、たしか足はそこそこ速いはずだが、我が地区は一年生がほぼ歩いて(!)2年がジョギング、3年生が並み足・・・。
4年生にバトンタッチした時は6番目。 つまり誰が見てもしっかりビリだった。 いや誰が見てなくともビリだった。
そしていよいよバトンは我が息子へ・・・。
息子はダッシュしながらバトンを受け取ろうとする。4年生は力つきてヨロヨロしている。
なかなかバトンを渡せない。手間取ったあげく、息子はクルリと向きを変えて”なにかちょうだい”のポーズで受け取った・・・。
あーあ、こりゃだめだ。
駿足だったがビリのまま6年生へ。 そして、泣きたい気持ちでゴールインとはこのことだろう。
他のお母さんたちがいっせいにため息をついた。
「あそこでバトンタッチに手間取らなければひとり抜かせたのに!」 だって。
無理だって。 すでに半周100mも離されていたもの。
オリンピック選手でも抜けないって・・・。
お母さんたちが熱くなる運動会。 青いみかんの酸っぱさとそれぞれのしょっぱい思いを残して
季節は秋姫から冬ぼうずへとバトンタッチ。 われながら平凡なオチ!



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