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2006年05月13日(土) _ ドラマ「旭山動物園」、見逃した

動物園や水族館が大好きです。動物好き、というわけではないし、ペットを飼ってもいないのですが、動物をぼんやり眺めるのど、それ以上に、その動物の世話をしている飼育係の人のお仕事を想像したりするのが好き。動物の生態を紹介するテレビ番組よりも、飼育係の人を追ったドキュメンタリーを見るのが好き。

旭山動物園のドラマが放送されると聞いていたのに、見逃しちゃいました。最近あまりテレビドラマやバラエティーを見なくて、たまに興味ある番組があっても見逃してしまいます。再放送、あるかしら。

旭山動物園は、確か、入園者数日本一、リピーターの多い動物園ということでニュースに取り上げられていました。その頃にブックマークした、旭山動物園のホームページがこちら。

旭山動物園

「ゲンちゃん日記」に常々書かれていて、今回のドラマに関する日記にも書かれているのですが、動物園のお仕事は「伝える」こと、なんですね。

伝えたいことがあるから、伝わってほしいから、旭山動物園は頑張っているし、旭山動物園のホームページには、そこで働く人たちの書いた文章が沢山載ってます。ゲンちゃん日記、動物病院、園長室、それぞれのコーナーに、伝えたいことがたくさん載ってます。

「本当は,旭山動物園が凄いのではなくて動物たちが凄いのです。」
こう言いきれるゲンちゃんのような人たちが、動物園を運営して、限られた環境の中で精一杯、経験と試行錯誤を重ねながら動物の世話をして働いていることに感動してしまいます。

マスコミが騒ぎ立てたレッサーパンダブームについて書いたゲンちゃんの日記には沢山のお叱りが来たそうで、その後謝罪と説明を書かれているのを読んだときは、悲しくて涙がでました。私もゲンちゃんと同じ気持ちでテレビの画面を見たので・・。

あれは、ネットで紹介された直立するレッサーパンダの写真が、着ぐるみを着た人みたいでどことなくまぬけで「おもろい」と話題になって、それにテレビが乗っかってマスコミがやたら「可愛い」を煽ったのでは。(違う?)

ゲンちゃんはなにも間違ったことは言ってない!頑張れゲンちゃん!と思った。

園長さんの「命は覚えるものではなく、感じるもの」という言葉も印象的です。命のぬくもりを感じたことがなければ、命が失われても何の痛みも感じない。子供にウサギを抱かせると、誰も教えていないのに優しく包み込むように抱く。ぬくもりを肌で感じて、命を感じる。かけがえのない命、というけれど、命の大切さは頭で覚えるものじゃなくて、心に刻むもの。そういうことを考えながら、動物園のありかたを考えながら日々取り組んでいるんだなあと。

動物園に行って何を思おうと、感じようと、どんなふうに楽しもうと自由なんですけどネ。こ難しいことを考えたりしなくても、動物園で楽しい休日を過ごせればそれでいいんですけど、私は動物園で働く人のことを想像しながら楽しむのも好きなので、檻の前に、飼育係の人が書いた近況報告や説明書きがあると嬉しくなってじっくり読んじゃいます。



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by ミト |鴇羽色topへ