歯医者さんの一服
歯医者さんの一服日記

2008年04月24日(木) 学生時代と変わっていないなあ!

昨日はうちの診療所は休診日ではあったのですが、僕は休みではありませんでした。4月から始まった某専門学校の講義日で、5月中旬までは午前と午後、2校の専門学校の講義を担当しています。しかも、この2校とも教える科目が違いますので週末は講義の準備で1日中潰れてしまうくらいです。せっかくの休診日ではあるものの、僕にとっては普段の診療以上に気を使い、体力を使う一日です。

昨日、午後からの某専門学校での講義が始まる前のことでした。講師控室で講義の最終確認をしていると、突然僕の背後より懐かしい声が聴こえました。

「よう、久しぶりだね。」

僕が振り向くと、そこには懐かしい顔が見えました。僕の学生時代の先輩で一時期に世話になっていたH先生でした。大学卒業後、H先生とは年賀状のやり取りは続けていたのですが、直接お会いするのは大学卒業以来。17年ぶりの再会でした。

実は、H先生は母校の大学に残って研究を続けていたのですが、諸事情があり今年の春から某専門学校の部長として赴任してきたのです。僕もそのことを知っていました。世話になった先輩ですから先に挨拶をしないといけないと考えていたのですが、僕の講義日にH先生は所用があり不在であった日が続いていたのです。ようやく昨日、しかも、H先生自身が挨拶に訪れたというわけです。
講義前の時間だということで話をする時間はあまり取れなかったのですが、H先生は僕を見て

「そうさん、学生時代と変わっていないなあ!」
と言われてしまいました。

その日の講義が終わり、帰宅している最中、僕はH先生が言われた“学生時代と変わっていない”という言葉を思い出しました。
既に僕の学生時代からは17年という歳月が過ぎています。1年や2年まえではありません。20年近くが過ぎているわけです。僕自身もそれなりに紆余曲折があった17年。そんな17年の月日を経て再開したH先生の脳裏には僕の学生時代のイメージしかなかったのは理解できますが、今の僕の姿が17年前と変わっていないということをどう考えればいいのか?学生時代と同じような雰囲気があるというように解釈すべきか?学生時代とあまり進歩がないように考えるべきか?

表面上の僕は学生時代と変わっていません。少なくとも身長、体重は学生時代と同じレベルをキープしています。若干髪の毛には白髪が混じるようにはなってきていますが、見た目はあまり変化がないかもしれません。
おそらくH先生とすれば、このことを、それなりに気を遣って言われたのだと思うのですが、少なくとも僕の大学卒業後の17年は何も変化がなかった17年ではありません。いろいろなことがあった17年です。それが見た目でわからないということは褒められていいのでしょうか?それとも、反省すべきなのでしょうか?そんなことを自問自答しながら、家路を急いだ歯医者そうさんでした。


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