静かな午後、呼鈴が鳴ったのでドアを開けるとどこかで摘んできたらしいライラックに小さな手紙が添えられて置いてあった。目の前の通路を子供達が素知らぬふりで走り回りながら横目でわたしを伺ってる。手紙を読んでみたら、思わずほっこり。「いつもお菓子くれてありがとう」一輪挿しにさしといたらライラックの良い香りが風に乗ってやってくる。子供って面白い。朝ロクちゃんがカタツムリを連れてきた。「カタツムリさんはねぇ、すぐ喉が乾いちゃうのよ」と言ったら、霧吹きで一生懸命水かけてあげてた。しかしこのカタツムリ、レタスの上に乗せてあげたら、全く食べもせずウンチをして去っていった。