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夏の食卓の思い出写真。
(左上)夏のフルーツバスケット。この蛇のようなズッキーニは緑色のものよりパリっとした食感。緑色のより価格も高くて、これはとびきり美味しいとこの辺りの人は言うのだが、わたしは緑色のほうが好きだ。ともあれ、この辺りではみんな庭でぼんぼんできるようで、よくお裾分けを頂くので買ったことはない。ズッキーニを生で食べるようなレシピもあるが、それもいまいち。火を通したほうが余程美味しいと思うのだが。
(右上)適当冷蔵庫の余り物ランチ。ズッキーニをローズマリーとチリで和えたマリネは友人達に大好評だった。ラザーニャはじっくりグリルしたナスとまたまたズッキーニ。でもその季節はそればっかり食べてるっていうのがわたしは大好きで、これが田舎暮らしの特権だと思っている。おにぎりの具は庭でできたゴーヤの佃煮。庭では枝豆、モロヘイヤ、オクラなんかもできてきた。桃はスペイン産。冬野菜なんかは太陽燦燦と降り注いでただ大きくなんてしまうようなスペイン産のものは味が薄く感じて、安価でも手に取らないのだが、夏の青果はスペイン産のほうがかえって美味しかったりもする。スイカや桃はスペイン産が好きだ。
(左下)たまたま見かけた蚤の市で運命の出会い。このスウェーデンからきたナイフとフォークにひとめぼれ。小ぶりなサイズと形がなんともいえない。それにしてもリネンの皺が・・・。どうしたらうまく延ばせるのだろう。
(右下)ズッキーニの花のベニエ(ドーナッツのような生地の揚げ物をそう呼ぶ)。これちょっと油っこいけど、泳いだ後の空腹にするりと入ってしまうのだよな。いつも決まった屋台で買うので、お兄さんはわたしの顔を見ると指を1本立てる。毎日のように1個ずつ買ってくアジア顔の女は憶えやすいんだろうな。ドミニクに、なぜイタリアでは屋台でズッキーニの花のベニエが売ってないのか、と訊ねたら、
「家でお母さんが作るようなものだから」
という答えだった。イタリアのはフランスのよりも衣が薄くてカリッとした感じなのだそうだ。