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2015年03月28日(土) |
マクロビのスイーツはスイーツじゃなかった |
「クシ・ガーデンのマクロビオティック本格スイーツ」という本より、アップル・シナモンケーキを焼いてみた。″本格″というタイトル通り、分量も工程も非常に細かい。しかし、これといった技は必要としないし、全工程写真があるので、真面目に言われた通りにやれば著者の意図した物が出来ていることだろう。バターの代わりに菜種油を、白砂糖の代わりに甜菜糖を、牛乳の代わりに豆乳を、という特に真新しいところのない普通のマクロビ・レシピだ。
で、お味のほうは、・・・・。これはスイーツじゃなくて、グラノーラとかの朝食に分類されるものだね、わたしの中では。この焼きりんごの下にはアーモンドとレーズン(レシピ外だが、クランベリーもおまけで入れた)を混ぜ込んだシナモン風味のスポンジと全粒粉と胡桃のタルト生地があって、材料は栄養価の良いものばかり。生クリーム添えたら美味しいだろうなぁ、とも思ったけど、本末転倒だし、やっぱり朝食としていただこう。
いつも食べてる寿命を縮めてそうな食後のデザートを家にいる時くらいは少しヘルシーな物に置き換えられたらベターだと思い立って作ってみたものの、ヘルシー過ぎてスイーツの域じゃなかった。薄味の日本製のチョコレートを一枚よりカカオも甘みもきついヨーロッパ製のを一粒、ビールを大きなジョッキに一杯よりも日本酒を小さなお猪口で一杯、と嗜好品には凝縮された強さを求めるわたしの舌は、これでは満足させられなかった。もっとっもこういう味に慣れて、わずかな甘みで満足出来る味覚を養っていくべきなのだろうけどね。