DiaryINDEX|
past|
will
2013年07月28日(日) |
早朝のミュンヘンを歩く |
早くベッドに入ったものの、ずっと通りの喧騒が聞こえていて、静かになったのは朝の5時。新宿などもそうだが、ハブのような役割を果たす大きな駅の周辺はドラッグディーラーやら酔っ払いやらが集まって治安を乱すのはどこも変わらないようだ。
まだ日が昇る前の薄暗い街をイギリス庭園(Englischer Garten)に向かって歩いた。土曜の早朝。道ですれ違うのは昨夜から家に帰っていないのであろうへろへろハング・オーバー族か、きりりと自転車に乗ったりジョギングしたりのヘルス・コンシャス族の二極である。年齢は関係なく、その人の人生に対する姿勢のみが運命の別れ道らしい。
トラムももう走ってる。
ゆっくり30分も歩くとイギリス庭園に着いた。こんな早朝から小川の前に寝転んでピクニックを楽しむカップルなどもいる。朝型カップルかぁ、一緒に早起きして一緒に何かするっていいね、すごく羨ましい!
公園の中にずんずんと入っていくと、ビール瓶やらピッツァのボックスとタバコの吸い殻があちこちに散乱している。キャリア志向で、海外に出て、真面目にコツコツとやるタイプのドイツ人しか知らなかったわたしには、こんないい加減にゴミを散らかすような人間が沢山いるということがかなりイメージダウンだった。わたしの知る人々が母国をあまりよく言わないのはこういうところから来ているだろうか。
さて、突如サーファーが出現する。
海のないミュンヘンでは、このように小川の一瞬激流になるところでサーフィンを楽しむらしい。ちなみにこれも禁止という看板があった。もうドイツにもお堅くて規則をきっちり守るタイプの人間など希少動物となったのだろうか。
公園を出て、来た道と違う道を通ってホテルに戻ることにした。その道すがら、こんな立派な建物が、朝日の中堂々とそびえたっていた。ガイドブックがなかったので、これが何かは解らない。
そして、これも何か解らないが、ここは花が沢山植えられていて、何かの庭園のようだった。これを撮った後、ここに写っている男性が近寄ってきて、写真を撮ってやろうと言う。片手にビール瓶を持っている。何も期待しなかったが、3枚撮ってくれた写真はどれもピンボケだった。
さて、たっぷり歩いておかなもすいた。ホテルの裏の小さなベーカリーに入った。プレッツェルだけでもこんなに色んな種類がある。どれも食べてみたいけど、ひとつ食べたらおなかにずっしりくる重さだ。
結局チーズのやつにした。生地はもちろんだが、このチーズもちょっと癖があってすごく美味しい。やっぱりドイツのパンは最高だね。