My life as a cat
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2008年04月23日(水) 森の散策

気候が良いのでランチタイムに同僚と森の散策に繰り出した。オフィスの前方は開発が迫ってきていて、森が切り拓かれて空き地になった状態だけれど、後方はまだ手付かず。裏口から抜けてずんずん森に入っていく。坂道を下りきったら小川に突き当たった。小川沿いの小道をゆっくりゆっくり歩いた。人知れず強く孤独に息吹き続ける生命が美しい。図鑑を持ってくればよかったと思ったけれど、その必要はなかった。同僚のひとりが野草も野鳥も熟知していた。
「湖のほとりの家に住むのが夢」
だとひとりが言い出し、みんなでうっとりする。この森が消失して住宅地になるのもきっともう時間の問題だろう。空気が良くて、敷地が大きいのがこの辺りの土地のウリだろう。野生動物同然に暮らさない限り、こんな自然好きの発想が森を破壊させていることも解っている。一番無理のないエコは都会で質素に暮らすことに違いない。自然を愛することと守ることが相反してしまうのは皮肉だ。


Michelina |MAIL