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塩野七生が"嘘の効用"について書いていた。自分の口から発する言葉は自分が一番先に耳にするから嘘でも言い続けているうちに自己暗示にかけられて本当になってしまうというような内容だった。だからマーヴに、毎日"I love you"と言ってね、と頼んだ。苦笑していたが、それを習慣づけたら今ではすっかり自己暗示にかけられたようだ。
パースはフライパンで乾煎りされているような真夏の乾燥と暑さが日に日に迫ってきているようで、それが苦手なマーヴは午後になると意識朦朧としていたりする。
数日前のあいさつ
"How are you?"
"hell bored"
"How's the weather like there?"
"hot,,,dry,,,,,crazy,,,,"
心配だが何もしてあげられない。だから、あなたがこうだったらいいなという妄想で答えればいいのよ、と言ってあげた。そしてこうなった。
"How are you?"
"good"
"How's the weather like there?"
"freezing cold"
心なしかここ数日彼の情緒が安定している。体感温度1度くらいは下がったに違いない。