My life as a cat
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2006年03月17日(金) いいコンビ

無事成田に到着。機内で見かけた水商売以外想像出来ない出で立ちの胡散臭そうな男二人と女一人が、空港出口で揉めていた。年のいったほうの男が若いほうに怒鳴っている。「オマエ!空港出口はここしかねぇじゃねぇか!どうしてオマエはそんなに頭がワリーんだよぉ」。この後も延々背後から怒鳴り声が聞こえていた。コントのような情景だが本人にとっては真剣な日常なのだろう。滑稽で哀れ。

14時間前にいた重圧な歴史を刻んだ石畳の迷路の町は幻だったのではないかと思えてしまう。電車の窓から見える景色は空のマッチ箱が転がった草原みたいに弱々しい。恐ろしいくらい無表情に沢山ならんだ背の高いマンションの窓に個性は無い。あぁ、どうしよう、見知らぬ町にひとりぼっちでいる時よりも心細い。斜め向かいに座った水商売とサラリーマンの中間のような奇妙なスーツ姿の男が携帯電話ごしに「オマエちゃんとやれよ」と語気を強めている。オマエって誰?わたしは人をオマエと呼ぶ人はイヤ。

実家に着くなり、母親はいつものごとくひととおり、お洒落をすること以外は億劫がって何もやらない妹に対する愚痴をこぼす。妹もいい加減ちゃんと「生活」を成り立たせてからお洒落をしなさい、自分のことは自分でやりなさいと思うが、母にも妹のことを子供扱いせずに自分で動くまで放っておきなさいと言いたい。結局いいコンビで、妹に手を焼くことがなくなったら母もぼけてしまうのではないかと内心思っている。


Michelina |MAIL