My life as a cat
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2005年05月25日(水) 女性限定お別れ会

数少ない女性社員が一人辞めるということで気前のいいマネージャー陣が「女性だけで飲んでくれば」とお金を出してくれたので事業部全体の女性のみ(20人くらい)でお別れ会が行われた。職場では女子社員とは殆ど交流がないし事業部のあるフロアは広すぎて端まで見渡せないくらいなので、ましてや誰がどこで何をやっているかなど知らなかった。が、集まってみると、なんだかすごい。まず、オール若くてキレイ(先天的に)。そして後天的にも"キレイ"にしている。髪も肌も爪もピカピカ。そしてみんな明るくてはきはきとしていて抜け目なく感じが良いという第一印象を与える。つい先日まで"ライバルはカンガルー"だったわたしは随分遠くへ来てしまったなぁという感じがした。

和食と聞いていたのに、焼肉のような肉のオンパレードだった。生肉を見ただけで気持ちが落ち着かなくなり、心臓がドクドクと音を立てた。

わたしは端のほうで日本酒を片手にサラダをつつき、若くて元気でお喋りな新卒社員のコ達の話に耳を傾けていた。彼女達は社会に対して擦れた見解などなくてわたしがうんざりとしているような点にも何の疑問も感じていない。書店の女性向けの本のコーナーへ行くと20代後半のOLの行き詰まりを題材にしたような本が沢山あるけれど、彼女達もいずれはそんな壁にぶちあたるんだろうか。今は将来のヴィジョンもこれといった信念もなく、周囲の人々との調和だけを意識している彼女達は無邪気で楽しそうだった。人との衝突も無い代わりに交わりも無くていつもぼんやり遠い世界のことなどを考えてしまうわたしはここには自分の居場所が無いように感じた。

ウーマンリブなんて欧米から無理やり持ってきてしまったに過ぎないものなのではないだろうかと思った。日本には世間で言われているほど男女共々個人の意識がそこにないように思う。


Michelina |MAIL