My life as a cat
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2004年11月29日(月) あぁ、なんという一日なんだ

静かな昼下がりシティへでるため身支度をして家を出ようとした瞬間電話が鳴った。でてみると激しいイタリアンアクセントの英語を話す男性。あぁセールスか。ただのセールスにしてもやはりイタリア男、やたらセンテンスにわたしの名前をつける。
"Michellina, would you like to have a mobile phone?"
"No"
"But you don't need?
"No"
"You don't have any friends, Michellina?"
"No"
"Oh,,, you must be lonely,,,"
"No"
とやっているうちにダーーーっとどれだけその携帯の性能がよいかということを話しているらしかったが電波が悪いのかぷつぷつと途切れてよくわからなかったのでそれを指摘してあげると、諦めて電話を切ってくれた。

そしてシティを歩いているとショーケースの中に美味しそうなケーキがあるのを見つけて思わずカフェに吸い込まれるようにして入ってしまった。ショーケースをのぞいてみたけれどどのケーキにも札がなくて中に何が入っているのか不明だった。ふと顔をあげると店番をしているのはイタリア人らしき中年男3人。"May I help you?"と声をかけてくれたので中身が何なのかたずねてみると3人でなにやら相談しながら"I have no idea"などと言う。んもー!誰が作ってるの、このケーキ?そしてオレンジピールが乗ってるケーキを指して「これはオレンジケーキだと思うよ」ってそれは見れば分かるんですけど!もういいや、とりあえずおなかも空いたし一個食べていこうと頼りない店番3人にオーダーした。パースではこんなやる気のない店が普通に繁盛している。

そして日本食材店に寄って買い物をしているとアボリジニ少年二人が入ってきた。アボリジニが日本食材を買いにくるとは思えない。おかしいぞと思ってちらりと横目で見てみるとやはり食材など見ていない。わたしを見ているのだ。狙われている。バッグをギュッと抱えてカゴに入れた食材の代金を払いにレジへ行きちょっとレジの前に並んでいるものに気をとられて背後に人の気配を感じて振り返ると彼らのうちの1人がわたしのバッグに入れた手をさりげなく引っ込めるのを目撃した。財布は残っているので気のせいかとも思ったが、引っ込めた手をポケットに入れたのでやはりおかしいと思ってExcuse meと言おうとした瞬間走って逃げられた。あぁやられた。盗られたのはトラベルアラームクロック。形から携帯電話だと思って盗ったのだろう。安物だけれど肌身離さず使っていたものだったから悔しい。

公衆電話からマーティンに電話するとそっけなく「ふーん」と言われた。彼らに気付いていたのにも関わらず盗られてしまったのがどんなに悔しいかなどと話していたらそばをうろうろしていた一見普通の白人がわたしの目の前でお尻を出したまま静止している。明らかにわたしに見せたくて出しているとしか思えない恰好。????何を意味しているのだ?もうわけがわからなかった。無視して喋っていると3分くらいして何もなかったように去って行った。マーティンに状況を伝えるとただ笑われた。

電話を切ってよたよたと新しいトラベルアラームクロックを買わなければと歩き出した。

あぁ、なんという一日なんだ。


Michelina |MAIL