気がつきゃライブの時間だぜ
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2006年06月18日(日)   ◎セックスマシーン@京都MOJO


 京都は 暑い。 もう暑い。
 でも それ以上に熱いMOJOでした。


 ライブハウスに入ると
 BOSSレディという女の子のバンドが 演奏していました。
 ボーカルとか なかなか よかったです。
 でも カバー曲の時のベースが とても 弾きにくそうで
 自分たちの曲の時は のびのび弾いてる感じがしました。


 次、チェルシー7。

 出てきたボーカルの元気なこと。
 なんか 前髪の一部が 自分で気って失敗したみたいだったんですが
 あれは 今 流行りなんでしょうか。

 ツインギターでした。

 MCの時に 「ぼくら やかましいだけのバンドです。」 って 言ってたけど
 いや〜、なかなか ええやん。

 と 思っていると
 なんと 7月で 解散が決まってるそうで
 え―、もったいないなあ。

 おもしろかったのは
 ギターふたりが 前に出てくると
 ボーカルは そでへ引っ込んでしまう、

 で、 ギターが終わると
 突然 ボーカルが現れる、みたいで
 映画みたいやなあ、と 思いました。

 ほんまに よかってんけどなあ、
 解散かぁ。



 次は メキシカンズ。

 ライブハウスにはいった時から
 軍服、ヘルメットのこの人たちに
 興味津々だったので
 前の方で 見ることにしました。

 後ろの3人のメンバーは +サングラス。

 で、出て来たボーカルは
 サングラス、ヘルメットなしの坊主頭。

 わたしは 「あ、枝雀や。」 って 思ったんですが、
 一緒に行ったAさんは 「竹中直人。」 って 言ってました。

 あ、それそれ、そんな感じ。


 それにしても おもしろかったです。
 MCなんかは 演説調で すごいむずかしい言葉を使ってるんですけど
 中味は 結構 くだらない内容で
 そのへんが 笑えました。

 最前で のっている女性は
 なかなか スタイリッシュな感じで
 その横の男性は 普通の大学生みたいで
 ファンの層が 多種多様な印象を受けました。


 しかし このボーカルの人、
 すごく 声がよく出ていて
 朗々と 歌い上げていて とても じょうずでした。


 笑ったのは なんか 夏の歌の時に
 前のお客さんに
 ビーチボールと足踏みポンプを 手渡し
 そのお客さんたちは 協力しあって
 そのボールに 空気をいれていました。

 入れ終わると、
 ほら、おおきなコンサートで よく あるでしょ、
 お客さんの上を でっかいボールを転がしていくの、
 あんな感じで お客さんの上に ボールを投げ入れました。

 でも なんせ ビーチボールですから
 そんな優雅に転がるわけはなく
 ビーチバレーみたいになっていました。


 もうひとつは 野球の歌なんですけど
 バットを持ちながら 歌ってまして
 そのバットの先に マイクが付けられるようになってて
 そこに付けて バットをひいて歌うと
 バントの姿勢になるんですよね。

 もう めっちゃ 笑いました。

 あかんやん、 また 見つけてしもたわ〜。




 さて セックスマシーン。

 メキシカンズを見ていた そのままの位置で 見ることにしたんですが
 前から 2列目のほぼ中央でした。

 バッドネームのたっち、
 今日は また いつもにまして 情熱的に踊ってました。

 
 出た〜!!

 もーりー!!


 ぐわ〜って 前に乗り出して
 口パク 熱唱。

 うわ〜、えらい 近いやん〜。

 こわいよ〜!


 SEの最後らへん たっちにケリです。
 たっちは 避けきれず 苦笑いでした。


 そして 今日も 

 「いえ―ぃ!!」

 「・・・い、いえ〜ぃ。」

 「あ―! だめだ! やっぱり だめだ―!!」

 って。


 この頃 だめな時 多いね。
 大丈夫か?



 「うしろ―!!
  テンション上げていかないと それでなくても・・・・。」

 ここで う…う・…っ と 泣きが入りました。


 え、また 失恋ネタ?
 わたし のっけから 泣かなあかん? 


 と 身構えてると
 
  
 「この前の滋賀に続いて・… おれの衣装は・… 


  生乾きだ――!!」




 意表をつかれて わたしは 笑い転げました。

 笑い、とまりません。


 しかし そんなジーパン 乾いてなくても
 どうってことないんちゃうんか?


 「この生乾きを乾かすくらいの 君たちのエネルギーが必要だ!」

 と うまく まとめていました。


 それから わたしたちのちょうど前あたり
 一緒に行った Yさんの前を指さしながら
 後ろの方の人に

 「ここ、空いてるぞ、 ここ、来い、ここ。
  ここが 一番いい音に 設定してあるんだ。
  ほら、来い。」

 と 呼びかけていました。


 そうか、Yさんのとこ 一番いい音なんや。
 よかったね、Yさん。


 なんで なんやったっけ、
 多数決が どうとかこうとか言って 
 突然 手を上げて 村山くんの方向いて

 「内閣解散!」

 きょとんとしている 村山くんに

 「政治はわからないんだったな。」

 村山くんが うん、と うなづくと


 「日経 読め、 日経。」

 「朝日新聞を読むと 片寄った政治の知識が得られる。」


 ここ、わたし 大爆笑!
 めちゃ ウケた。
 もう 笑い転げてしまいました。

 ちなみに うちは 朝日新聞です。


 「君たちを政争に巻き込むつもりはない。
  ただ おれが立候補した時には
  投票して 親戚にも頼んで、
  そして 君たちと一緒に 明るい日本が築ける。」

 
 わたし 投票するけど、
 親戚には 頼まれへんかもしれん・・・・。



 それから また 「いえ―ぃ!」「いえ―ぃ!」 と C&Rして
 村山くんに

 「今、1曲目 行くと思っただろ?」

 村山くんが うなづくと

 「・・・・失敗した。」


 

 そんなこんながありながら
 「サルでもわかるラブソング」 です。

 途中のレクチャー付き。

 ブレイクの時

 「ゴーノリだぜ!」

 と叫びながら 鉄人28号のように 腕を上げていました。



 「うちのギターが お冠だぜ―!」

 が あって 村山くんが 前へ出てきました。

 うわ〜、目の前やん!

 かっこいい〜!!


 で、その時に ピックを落としてしまいました。
 最前の女の子が 拾って渡そうとしていたのですが
 村山くんは 気付かず イントロに突入。

 目の前で見ると
 あれは 右手は あんまり使ってなくて
 左手のプリングオフで 弾いてるみたいに見えました。

 エレキギターのことは よくわからないんですが
 そうだったとしたら
 ますます すごいですよね!


 「ネ―クラ― ネ―クラ― お―まえは ネクラ―」

 と 歌が始まると 突然
 わたしたちのいるところで モッシュが 始まりました。

 あわわ・・ 危うく まきこまれるとこだった。

 えらいことになってました。


 ブレイクのところで

 「これでものれないやつは
  おれがネクラって あだなつけちゃうぞ。」

 と 笑いながら言ってました。




 「努力と結果は比例しない。」 の格言があって
 次は 「報われないぜ」 でした。

 
 それが 終わるとすぐに 

 「はい、ばんざいして、 いい―って言って。」

 「よく言われる。
  いい人ですね、 ほんとにいい人ですね、
  でも 恋人には考えておりません。」


 ちょっと 表情マジ。

 ・・・・。


 それで 「昔の歌だ―!!」 って 叫んで 
 「いい人どまり」 を 歌いました。

 この歌のイントロ、わたし だいすきです。
 メロディアスですよね。


 なんか わかってきた。
 この世界。

 失恋の歌とか 自分の心の傷とかを
 メロディアスに 
 声を張り上げ 
 メジャー (長調) で 歌い上げる。

 これは ブルーグラスの世界や。
 カーター・ファミリーの世界や。

 なんやったっけ、 なんて言ったっけ。

 ロンサムハイ?

 ちゃうかったかな。


 あ―、わたし そこに惹かれたんやな。
 そこに 心がうずくんやな。

 原因不明の 「ちくっ」 って これやったんや。




 で、ばんざいしたまま 次の曲、「電車」 です。

 「今となっちゃどうしようもねえ」

 もう ずっと 跳びっぱなし。
 貧血やのに。
 でも 跳べる時には 跳んどかな。




 このあとに 告知コーナーがありました。

 その前に 

 「そこから 後ろは おれのこときらいなんだな。」

 とか 言ってましたけど。


 「MOJOで 7/8にやる。
  親戚5人 連れてくるように。
  おじいちゃんも おばあちゃんも。

  たとえ ひとりが 
  (じいちゃん風に) もう だめじゃ・… って 耳がつぶれても
  
  あと 4人いる。」

 
 ここで にたっと 笑いました。

 うわ、わるっ!



 物販のことは

 「君たちが 貧乏らしいのはわかっている。
  でも 今日も あそこらへんに 他のバンドもいろいろ 持って来ている。」

 あんまり 反応のないお客さん。
 やや がっかりした表情を浮かべながら

 「・・・・お金 使う気にならない?」




 「安全地帯」 を歌った後、

 「おれはベッカムがきらいだ―!!」
 
 と 叫んでいました。

 あ、そうそう、
 今日は サッカーW杯の日本戦の日です。


 それから


 「あの頃を思い出すからだ―!

  一番よかったあの頃を 思い出すんだ―!!」


 え、なになに?

 そうなん?

 せやから サッカー きらいなん?


 うそやん。
 めっちゃ かわいそう。
 今 サッカーの話題で あふれてるのに。


 で、「Jフォン」。

 またまた モッシュが始まりました!

 最後の曲なもんで えらい騒ぎになってると
 妙に 素な顔で 
 「怪我 しないように。」 みたいなこと 言ってました。



 モッシュで 隅っこにおいやられたんですけど
 「ALWAYS」 で 定位置にもどり
 まだ モッシュの余韻にひたる モッシュくんたちを
 笑ってみていると
 ひとりの男の子が ハイタッチしてきました。

 え、え、わたしも ここにいていいってこと?

 なんか うれしかったなあ。




 トリのバンドは THE HOMESICKS。

 これも また めっちゃ 元気なボーカル。

 札幌のバンドということですが
 そう言えば イナ戦っぽい感じがします。

 でも イナ戦より もっと ロックで ハード。

 わたしは 1曲聴いて すぐにすきになりました。


 「泣きロック」 と チラシに書いてありましたが
 歌は 別に泣き入ってないんですけど
 聴いてるわたしの方が 泣き入ってしまうんです。

 すごく 心をつかまれました。

 これは近々 ライブに出かけてしまいそうな予感です。

 なんでも エゾロックに出演が決まったそうです。
 
 エゾロックって おもしろそうやな。
 ちょっと 興味が出てきました。




 熱い熱いMOJOのライブは 終わりました。

 さて 物販の時間。
 今日は BUDOUKANタオルの新色 (オレンジ) があったので
 それを買いました。

 このタオル、安っぽいわりに みんな色がきれいなんですよね。
 オレンジも ちょっと薄めで きれいでした。


 一緒に行ったAさんは クリムゾン風Tシャツを 購入しました。

 Aさんが ハンガーにかかっていたTシャツを指差して
 「あれ ください。」 と言うと
 森田くんは めっちゃ 驚いた顔をして

 「えっ! Tシャツ!?」

 って 聞き返していました。

 その顔が すごいおかしかったです。
 そんな 珍しいんやろか。


 でも 白のSサイズがなくて 
 結局 Aさんは 白ではなく 黒のを買いました。

 「黒にします。」 と Aさんが 言うと
 森田くんは

 「ほんまに? 黒でいい? 後悔せえへん?」

 って 何度も 聞いていました。


 そばで見ていて ほんまにおかしかったです。


 やっぱ いい人どまりなんやなあ。




 あ、そうそう、
 タオル買って おつりの300円をにぎってたら
 チェルシー7のメンバーの子が
 ステッカーを持ってきて
 「これ どうぞ。 差し上げます。」 と 差し出しました。

 手にCDを持っていたので
 「それは?」 と 聞くと
 「あ、これ CD。 300円なんです。」

 このバンド なかなか よかったし、
 解散するっていうし、
 ちょうど 300円握ってるし、

 ええい、買っちゃえ! (・・・ってほどの金額でもないですけど)


 「このあとどうするんですか。」 と聞くと
 「いや、なにもわからないんです。」 って。

 ああ、また 音楽やってほしいなあ。
 
 その時まで 忘れないから がんばってね。

 

 
 


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