ONE PIECE review
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2006年10月28日(土) |
WJ 第430話 降りそそぐ追想の淡雪 |
ルフィとチョッパーって、ウソップのことを鼻の長さで ウソップだと認識しているわけじゃなかったのか・・・( ̄ロ ̄|||) 包帯巻いてるからとか、そういう問題じゃないよね?!
アイスバーグさんの乗るガレーラの船と合流した途端、 力尽きたかのように崩れ落ちたゴーイングメリー号。 まるで自分の役目はここで終わりとでもいうようなタイミング。
メリーを助けてくれと言うルフィに、 静かに、でも強い口調で「眠らせてやれ」 と告げたアイスバーグさん。 その言葉の裏には、知られざる奇跡が隠されていたんですね。 カクによって廃船島へ投げ出されてしまったメリー号。 だけど仲間を救いたくて嵐の中、必死に修理する音にきづき、 その声を、メリーの悲痛な願いを聞いたアイスバーグさんが メリーを直してくれてたなんて! クラバウターマンを信じる心を持っているところは やはりフランキーと師弟なんだなと思いました(^-^) 船乗りとはまた違った形で船を愛する者だからこそ 信じることが出来るんですよね、きっと。
メリーのことが心配だったのもあるだろうけど、 その奇跡を最後まで見届けるため、 大シケの海へ船で出たアイスバーグさん。 そうして、ついにその時を迎えてしまったわけで・・・
「見事な生き様だった」
なんとも重く、深く、そして心に染みる一言でした。 だからこそ、今までメリー号を修理してもらうことにばかり 執着し続けていたルフィたちも納得がいったのでしょうね。
船長であるルフィによって火を放たれ、 海へ沈められることとなったメリー号。 ネットで「なぜ火をつける必要があったのか?」 という感想もいつくか目にしたのですが、 個人的な感想というか、勝手な想像ですが、 たぶんメリー号の魂を空へ送ってあげるためだったのではないかと。 ただ海へ沈めるだけだと、暗く淋しい海底にメリーが眠ることになるけど、 火をつけることで魂が天へ昇っていけるのではないかなって。 だからルフィが「俺たちが見届ける」と言ったように思いました。 ・・・って、ンマー、これはちょっとロマンチストすぎですか?(笑) でも、やはり今まで頑張ってきたメリーには海底ではなく、 天国に行って休んで欲しいなと思うわけで、 だから、そうあって欲しいという願いもこめて。
メリーの最後の姿を見守るルフィたちの上に舞い降りた淡雪。 そこへ聞こえてきたメリー号の声。
「ぼくは本当に幸せだった」
乗り組み員に愛され、また船も乗り組み員を愛し、 この上ないほどの相思相愛だったルフィたちとメリー号。 本当にこの別れはつらく切なく悲しいものだけど、 またいつか生まれ変わったメリー号に会える日がくるといいな(^_^) その日が必ず来ると信じて楽しみに待ちたいと思います。
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