今日のブルー
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2013年11月02日(土) 突発的な講座のようなもの。 『犬を描く』 2 体を把握する



こんにちは(^^)犬を描く、二回目です。

先日の輪郭取り画には前足の先っぽが欠けています。
写真など資料が完全でない場合はよくある事です。撮ったつもりが一部切れてたとか。
その為にまず、欠けた部分がどうなっているか考えてみます。
この場合前足が欠けているので犬の前足写真を探します。
肉球萌えな方にはこの作業はたまらないと思います。
そしていろんな向きでそのままトレス(なぞって描く)してみます。
足跡も構造を理解するいい材料です。
プラモデルや造形をされる方に絵の上手な方が多いのは立体で理解しておられるからなのでしょう。

写真を集めたら適当にいくつかなぞってみます。
出来れば一度でいいですから骨格もなぞってみてください。
骨の形はシルエットを決めます。
どんなモフいワンちゃんであっても明るい場所で光が当たっていると被毛が透けて
骨格(プラス筋肉ですが)の形に近くなる場合があります。
シャープな犬を描く場合特にここが決め手かも。
シルエットが正しいと絵はぐっとよくなります。
(マンガ的なデフォルメはその後からでも大丈夫です)









そして切れた部分を想像して欠けた足を描き足しました。濃い影になる部分も薄く塗り足しました。
今度は荒く筆のタッチでおおまかに毛の流れの方向を考えながら影を入れます。

デジタルで描く場合はレイヤーで影をいくつかに分けて、あとで色を濃くしたり薄くして重ねてもいいと思います。
アナログの場合、一発勝負ですので急に濃い色は使わないで少しずつ濃くしていくといいと思います。









写真は時々デッサンが狂っている事があるので(歪んでいたり)描くものの構造を少し把握しておく、
もしくは資料を見ながら考える事をすると見なくても描けるようになってきます。


ちなみに犬の種類によって足の形は微妙に変わるのでこだわりたい方は犬種別で把握すると良いです。
爪も運動の多い犬はかなり削れて形が違って見える場合もあるでしょう。
室内犬と外犬の違いも比べると面白いかもしれません。



本日はここまで。
ゆっくりのんびり行きましょう(^^)
楽しい連休をお過ごしください。




                                   


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