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アイルトン・セナの映画を観てきました。 私自身がF1を見ていたのはシューマッハやデーモン・ヒルの頃なので セナの事は学生の頃噂でいろいろ聞いていたくらい。 それでも亡くなった時、周り中がショックを隠しきれない状態にあった事を覚えています。 断片的に知っていた事と今回の映画でセナの姿がようやく見えて来た気がします。 天才がストイックに努力をするともう誰も追いつけないものなんだなあと 鼻の奥がギュっと苦しくなる感覚で劇場をあとにしました。 何よりこの方、言動が美しすぎます… F1を詳しく知らなくともブラジルを背負う人間として 痛いくらい国民に愛された理由がわかります。 知ってるエピソードの中にはホンダとの話とかあったので そのへん入っていたら日本人としては嬉しかった。 ホンダ創始者が亡くなった時、喪章をつけて走ったとか プロストにホンダエンジンがセナ贔屓だと言われホンダの技術者達が 我々は誇りにかけてそんなことはしない、と言ったことやら。 信頼関係が深かったんだろうな。 プロストもあそこまでいろいろ険悪だったはずがいつしか 親交が生まれ、信頼出来る友人の一人となっていた事が泣かせます… プロスト(この人だって凄かったわけで)に嫉妬させた上にそれを越えさせたセナ。 最後の日、苦悩しながらマシンに乗り込む姿が胸に重く苦しい。 直撃した場所があとたった15センチでもズレていたなら。 あの銅像見ると寂しい気持ちになります…
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