全話見終えました。『銭ゲバ』ドラマ版。

漫画での記憶は無茶苦茶なストーリーだった。
（かっこいいと同義語の『無茶苦茶』ですが）
それが人間が演じるにあたって、うまく調整され、なおかつ
最強に嫌な演出が原作に忠実だったように思います。
役者も全員強烈で記憶に焼き付いた。

ネタバレ避けて詳しく書きませんが、平成ガメラみたいです。
平成ガメラの監督が渋谷壊滅させた時と同じ悪意（笑）を感じました。
こういう人達はルビコン川渡って更に地雷原でタップダンスするくらい
覚悟決めてるに違いない。
周りからどう思われようが己の信念を貫いて媚びない。そんな物語でした。
たまたま信念が犯罪に当たるようなものだったから最終的に
破滅へ向かうしかないのが切ないのですが、それだけに深かった。

主人公の風太郎を見ててふと思いました。
銭！という一見浅ましい欲にすがってるように見えるけど
登場人物の中で一番、信念にブレないよう全力で生き尽くしています。
ワルい奴なんだけど誇り高い、まるでジョジョのディオ様みたいでした。
正しいと信じた事なら自分の存在を賭ける。
そして少しばかり礼儀正しい。そんな主人公だった。
風太郎、悪人だけどけっこうありがとう、とかごめんなさい、って最後まで言ってるんですよね。
『銭ズラ！』と『お金！』お金への異なる叫びが痛々しい最終話でした。
丁寧な呼び方してる人間の方が浅ましい姿になってしまってたっていう...

面白すぎてあまりにも疲れるのでそのあと、『天体戦士サンレッド』見て
心をほぐす必要もありましたが（笑）
最近の口癖は「オマエ、コロチュ！」
あの可愛い軍団たまんない。ピーちゃんだけは油断すると口から
核ミサイル吐くので要注意（笑）



そうそう、生まれ変わって凄い！って叫んだのがあとふたつありました。
ひとつは横山光輝の『ジャイアントロボ』OVA(今川泰宏監督）
もうひとつはマーク・ロマネクが手がけたNINの『Hurt』ジョニー・キャッシュ版。
ぜひ、未見の方はご覧になって下さいね。



ところでターミネーター新作。2まででもうええわ、と思ってたらこんな事に。
コレ
この曲使われたら見に行くしかないです（＾＾；かっけ〜
世界でNIN祭り。ほげ。

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