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映画『ダークナイト』(バットマンの最新作です)にこんな記事が。 こちら ...どうなんでしょう。これ。確かにこの映画の製作中ふたり亡くなりましたが、公開時すでにその旨 エンドロールクレジットされていましたから今更、発覚だの呪いの始まりだのと言われてもなあ。 それに、死者が出る程制作者が全身全霊傾けて作り上げたものに対して、これはないと思うのです。 ヒースもモーガンの事故も確かに続きはしましたが、役者やスタッフが連日打ち込んで製作に携わっていれば 疲労もし、注意力も散漫になり事故を起こしたり、精神的に追い詰められる事は充分あり得る事です。 ヒースも共演者が「彼は現場で鬼気迫っていた」と証言していましたし。 今の時代、映画だけでなく、制作側が心身削り、死者が出るまで打ち込む作品がどれだけあるでしょう。 死者が出た事は、環境等様々な問題、原因があっての事のはずで、 それを無責任に『呪い』で片付けてしまっていいのかなあ。 というか、誰の呪いだよ、そもそも(怒) バットマンって実在してるのかよ(怒怒) ホラー映画の公開前なら、ヒットしてたくさんの人に見てもらうため、噂を流す事はありますが こんな公開後しばらくたって、既にクレジットされていた死者をあとから『発覚』呪いって....。 誰が誰を呪うかもトンチンカンでトホホ。 これに限らず宗教や心霊もの、スピなんたらも、人を脅すものは嫌ですね。 悪い事したら地獄に堕ちるよ、はアリとしても、八墓村のバアさんみたく 「たたりじゃあ〜たたりじゃあ〜」 と喚いて周りを途方に暮れさせるのは迷惑な話です。 「信じなければ不幸が続く」「これを買わないと病気は治らない」ってのもよく聞きますね。 本来、辛い事があった人の一時的な杖であるべきものが宗教や精神世界なんじゃないかしら。 そういうものが果たして、弱った人を脅したり何か要求したりするんだろうか? 呪いなんてB級ホラーみたく、娯楽の前提でやるなら人を面白がらせていいと思うんですが。 ゲンかつぎのお参りもどちらかというと気のゆるみを引き締め、 製作中の事故やトラブルを防ぐためなんでしょうね。 ちなみに心霊屋さんは故丹波哲郎先生なら笑って許容(笑)だって 「見てきちゃったんだからしようがない」 なんてあの口調で言われたらワクワクしません? なんか不思議ワールドが目の前に現われた感じで夢があるなあ。 今頃どちらにおられるのでしょうね。 改めて合掌の代わりにスクリーンに拍手送りたいです。 映画人の若すぎる死。
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