−美翔's Diary−
父親と弟が他界した其々の日から、また…1年が経った。
毎年、この日が近付くと妙な不安感に襲われて…特に気持ちが沈む。
また何か、悪い事が起きるんじゃないか、って。
四季の中で、秋から冬にかけてのこの時期が1番好きやったのに…。
いつになったら、テレビや外出先やなんかで楽しそうに家族で過ごしている様子を見ても、胸が締め付けられる感覚に陥らなくなるんやろう…?
身近に居る人達の家族を見たり話を聞いて、羨んだり切なくなったり…この世に居ない人間に、恨みごとを吐いては自己嫌悪に陥ったり、似た人や想い出のものを見て哀しくなったり…。
楽しい時間を過ごしていても不意に蘇る記憶、込み上げる涙を無理矢理に抑えたり…もう、いい加減疲れる。
2人の事、大切に思ってるけど…まだ、赦せない。…でも、今も大好き。
アタマん中からツライ出来事だけを消去出来たら、ラクやのにね。
寝て起きたら全部夢やった、とか…やったら良いのにって、いつも思う。
…なんて、いつまでもグチ×2云うてても仕方ないねんけどね。理解っては居るんやけど…。
この日は…父親が8度目、弟が6度目の命日(七回忌)という事で、朝から準備してオカンと2人でいつものお寺に。
法要が終わってから暫く休憩して、そのあとお寺の中を巡って…何故かオカンにお守りを買い与えられたさー。
んなモン、信用してひんって云うたんやけど…オカン自身の気が済むから持ってて欲しい、との事で。
何か、父親と弟が他界してから特に…神経質なくらい美翔の事を心配するようになってるんよね。
仕方ないんやろけど、それがちょっと重かったり…。
ま、お守りの1つや2つ持ってる事で、オカンの心神面の負担が少しでも軽くなるなら我慢(コラ)して持つけど。
あとはー…食事して、電車&バスに揺られて帰宅。
…今年も何事もなく、この10月25日という日が無事に過ぎました。