−美翔's Diary−
此間、二夜連続放送されてたドラマ"裸足のゲン"をビデオに録画してたんやけど、それをやっと観た。
原作は小学校低学年の時に教室の後ろのロッカーの上に本棚があって、其処に並んでたから全巻読んだ記憶があるんやけど…。
戦争の恐怖を初めて学んだのがこの本やったんちゃうかな?
それがドラマで放送されると知って、録画予約してたんよね。
此間、原作者様がテレビに出てたんやけど、"裸足のゲン"はほぼ実体験らしい。家族構成もそのままとのこと。
原作を知ってるからこそ余計に、始終涙が止まらんかったさ…。
大切な家族を助ける術もなく眼の前で喪うなんて…どんなに辛かったやろう?
今まで、何度自責の念に駆られたやろう…?
何も悪くない人がいっぱい犠牲になって、被爆した人も終戦から62年経った今もまだ苦しんでて…。
人間だけじゃなくて、沢山の動物達も犠牲になったんやろうね…。
毎年この時期が来ると、そういう番組が多い所為か心がギューッて締め付けられるような感覚に陥るさ。
今も世界中の彼方此方で戦争やテロが頻発してるけど、核兵器を造るド阿呆始め、ああいうヤツらにはこういう感情が無いんやろうか…?
1回、1ヶ月間くらい拉致って監禁して裸足のゲン含め戦争関連の本や映画をずーっと読ませたり観させたいさ。
戦争の実体験を話してくれる人が身近に居らん所為で段々風化されつつあるけど、絶対にこの過ちは繰り返したらアカンよね。
今まで辛い出来事がいっぱいあって、自分の人生を恨んだりする事も多々あるけど…
命の危険に晒されたり恐怖に怯える事なく、食べものも着るものも不自由なく手に入って、安心して眠れる場所があるこの時代に生まれただけでも幸せな事やと、改めて実感した美翔なのでした。
機会があったら、もっかい原作を読み直したいなぁ…。