みんなで しあわせになろうね ^^ 2006年11月13日に『いのちの電話』のHPを紹介しています
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2006年10月09日(月) |
彼の病院へ初めて付き添います |
友達に、「彼に、一緒に病院へ行って、先生に合ってくれと言われたの」と言われました。 彼は『統合失調症』(過去に精神分裂症と呼ばれていたものです)と診断されており、 友達は彼を治したい一心で、『前世療法』や『催眠療法』はどうだろうか?と考えています。 それをいきなり先生に言うのもどうじゃろ〜?って言うので、それはマズイだろーって言いました。
お薬の質問をしても良いもの? 診療方針を聞いても良いの? 私はどうしたら良いんだろう?って言ってたので、teaの場合は...って話しをしました。 私が○○な状態になった時には、自分はどういう態度をしたら良いのかを質問していたと。 それに対して、私に質問をして、今どうして欲しいのかを話し合ってくださいと言われていたと。
その時々によって、抱きしめてくれるだけで良い、放っておいて欲しい、同じ部屋にいてくれるだけで良い、同じ空間にいない方がいい、 本当に その時それぞれで して欲しい対応は違っていて、 だから、先生の答えを聞いて、私はウンウンってうなずいてました。
で、彼女の言葉が気になったので、今朝メールをしました。 以下、その『彼女へ』のメールです。
病院へ彼と一緒に行くのに、ちょこっと気になったことを。
1.お薬を「悪」だと思わない。
風邪薬や 咳止めや 血圧の調整や 糖尿病の注射が「悪」でないように、 精神関係のお薬も「悪」ではありません。
お薬を飲むこと イコール 悪いこと とは思わないで下さい。 精神が安定しないと、お薬を減らすことは かえって悪化させることで、治らない原因になります。 お薬の量を減らしたいのであれば、減らせる程度に精神が安定するまで 自分に合ったお薬を 処方された分量をきちんと飲むこと。 自己判断で飲んだり、飲まなかったり、過剰に飲むのが一番悪いです。
2.その病気がどういう病気かを 把握すること。
ネットで調べましたが、昔「精神分裂症」と言われていた病気は、今は「統合失調症」という名前になっていて、 本人にはつじつまが合っている話をしているんだけど、 色々な原因で、聞いている他人には つじつまが合わないことを言っているように聞こえるから 「精神が分裂している」と思われていただけで、 決して精神が分裂している訳ではなく、 「精神が分裂している病気」と本人も周囲もそう言葉に出すことによって、 全ての人が自己暗示にかかってしまうことこそが怖いのです。
(注:友達は「彼は精神病で、精神分裂症なの」って説明を私にしていました)
3.劇的な言葉を使わない
☆☆さんの癖のひとつに、劇的な言葉を使う傾向がある気がします。 睡眠薬で「記憶が飛ぶ」(だったっけ?)などは、知らない人に説明するには効果的ですが、 正確に症状を伝えてはいない。 「お薬を飲んだ途端に倒れるように寝る」のか、 本当に、例えば丸一日分記憶を無くす「記憶喪失」になっているのか? これは全然違う症状で、先生に伝えると、それぞれは対処が違ってくると思われます。
☆☆さんの才能は文章を書いたり、人に話をしたりする場合には とても有効な言葉ですが、 こと彼の症状に関しては意識して平易な言葉を用いて正確な情報を先生に伝えることと、 彼に対しても「怖い」と思ってしまうような暗示をかけないであげて欲しいです。
4.前世療法について
先生と☆☆さんが良好な関係を築くまでは、非科学的な治療法の話はしないで下さい。 「あなたの治療で治らないから」と 先生へ否定や先生の治療への拒絶の言葉として相手は取りますから。
信用できないのであれば、先生を変える。 変えない以上は、先生の治療方針に従う。 精神科の世界でも、セカンドオピニオンは可能で、 (ただし投薬は無理ですが) 治療方針に不信感を持つのであれば、違う先生に相談してみる手もあります。
ウツと違うので、そして私は彼と話をしたことがないので、全ての人に当てはまるとは言えないのですが、 生まれてから今までの過去や 前世の過去 全て含めて過去は過去であり、 過去に固執しないで『今』どう生きるか、『これから』どう生きたいか、が一番の課題です。 過去とどう折り合いをつけて、過去は過去、これからは違う人生が待っていると思える (頭で理解するのではなくて、腹に落ちる)ことが、 症状を安定させ、お薬を減らしていけることだと思います。
温かい家庭を知らない彼は、たぶん『今』子供時代にできなかった心の成長をしている『子供時代』を過ごしているんだと思うの。 たっぷりの愛情と、争いのない平和な家庭、笑顔で食べる楽しい食卓 たぶんこれだけで、ずいぶん心が安定すると思います。
***** ここで蟹さんに電話しました *****
今、私の治療をしてくれていた人に電話してみました。 その人は、催眠療法もしているので。 まずは担当医の治療方針と、人となりを観察すること。 病院の治療方針を知ることが大切で、 ☆☆さんを怪しい信仰団体や啓蒙団体の人として警戒させるような発言は、初対面では止めた方が賢明だと言ってました。 どの世界でも同じだけど、先生の資質はとても差があり、 頭が固い やわらかいとか、古典的・革新的だとか、 その病院がそういう治療をしているかどうかなど、その病院の特性があるので、 初対面では、まずは観察すること。 それと、先生以外に生活や仕事をすることなどを相談できる、 「カウンセラー」や「ソーシャルワーカー」はいますか?って聞かれました。
と、精神的に疲れきっている人は、(私も経験者です) 「何か」があるんじゃないかと思って、藁にすがりたいものです。 自分が何かやったから、こうなったんじゃないかとか、 先祖が何か悪事を働いたから、こうなっているんじゃないかとか、 前世で何かあったから、こうなったんじゃないかとか。 だから、こういうことをしたら自分は救われるんじゃないかってね。
☆☆さんは、とても生命力が強い。 そして、霊的(スピリチュアル?)なもの(人)が集まってくるものを持っていると思います。 (実は私も そういう体質なんだけど ^^;) だから、自分はそういうものを呼ぶ存在だと自覚して、 それは彼に とても影響を与えるものだと自覚して下さい。
☆☆さんの存在は、良くも悪くも、彼にとても影響を与えます。 なので、彼への発言は、できるだけ慎重にね ^^
返事が来ました。
あぁ、納得です。 退行催眠について、初対面でいきなり担当医師の今までの治療方法を あたかも全面否定してるみたいに受け取られては、失敗だしね。
さてさて 彼女は、主治医の先生と どう対決してくるでしょうか...
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