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2011年11月14日(月) 頭のいい良い子

私は、「イジメ」をしない子だった。
そういえると思う。

公立の小中学校では、やっぱり程度の差はあれいじめのようなものはある。
いじめ もしくは 仲間はずれ。


私は自分が大して洗練された子ではないせいか
本を小さいときから読みふける子供だったせいか

いじめられやすい 友達、というのをいつも持っていた。

きっと、いろんなジャンルの人と友達になるタイプであったと思う。
そして、クラスの勢力図をしっかり把握する程度には
察しのいい子供であったとも、思う。

「もかちゃんには、嫌いな人いないんだね。」

と中学校の友達に言われた。
私だって悪口は言う。
悪いと思うことやださいと思うことや、へんだと思うことはあるから。

でもさぁ。きっと私の中にも
彼女たちが変だと思うことやださいと思うことがたくさんあることを、
私はちゃんと分かっていたと思う。

だから怖くて人のことをいえなかった。

そこは変わっていないと思う。
自分に自身がないゆえに 人を悪くいえないというのは。


「自分の友達である、嫌われているあの子」と、どういう距離をとればいいのか
というのがいつも私の中での悩みだった気がする。

私はいわゆる、「すっごいいい子」ではないから、
あのこと仲良くしていたら私までうんぬん、という気配はしっかり読めていたから
さりげに距離をとったりしていたと思う。

そして
そんな自分がとても嫌いだった。

まわりまわる仲間はずれのターゲット。
いつ何を言われているか分からない、女子のひそひそ声。

私は今でも、大人になった今でもそれが怖い。

頭のよしあしというのは学力では決まらない。
それはもちろんだが

進学校に進んだら
私はすごくそういった悩みを抱えなくなった。

クラスにいる子たちは、「頭のいい、いい子」が多かった。
優しくてかしこくて、暖かかった。

今でも、あの高校にいたこと、そしてあの友達たちと出会ったことが
私にとっては非常に自分を作るうえで大切だったんだと思っている。

誰かを本当に 大好きだ といえる、その気持ちを
私は家族以外では あの高校で教えてもらった。
きっと。


私は新しい出会いが苦手だ。
時々、「私らしく」なく、自分の殻に閉じこもりたくなることがある。

でもそういうときはそれでもいいのかなと思うこともある。
大切な友達が私にはいて
そういう支えがあることできっと、新しいものにも取り組めるんだと思う。

疲れたら休めばいいので。


変な話だけどね。

まったくうまく言葉にできなかったけれど
そういう気持ちになった背景に、最近読んだ本がある。

それに関しては次回、覚書として記すつもり。


もか |おてがみ

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素材おかりしました。偶然HNとおなじ!