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2004年08月11日(水) 約束は、守れなかったけど。

11日は準決勝だった。


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頑張ったんだ。


でも。



試合を見ていて
涙がこぼれそうだった。


あたしたちの代の、最後の大会。


優勝する、絶対勝つ!
約束ね



っていう会話がいたるところでされてた。


だから、
部員は、

約束まもれなくてごめんな


といってくれた。



もっと勝って喜ばせてやりたかったのになあ


とも。



きっと後から思えば
すんごくくさいせりふで
いつものあたしたちの関係には似合わないんだけど


きっと真剣に言ってくれてたし

あたしもすごくうれしかった。





ちょっと気が短いあたしたちの代の部員。

勝ってると調子に乗っちゃって
負けてるとプレーが荒くなっちゃって
いつもあたしたちは見ててはらはらなんだけど。


でも、頑張ってるって知ってるから。


3年目の大会で、
彼らのプレッシャーとか
緊張とか
悔しさとか

そういうものが、自然と伝わってしまうようになってきていた。




この試合に負けたら俺らの代はおわりだ


そんな気持ちがわかるから。


あせってる中で
自分たちがあせってプレーが荒くなるのはわかってるから。
それをおさえようって、



落ち着こう、切り替えよう!!!



最後まであきらめんなよ!!!


そうやって、フィールドで声を出す部員たちを見ていて、
胸がいっぱいになった。


泣きそうになったけど。

あたしたちが泣いちゃダメだ

っておもってがまんした。


がまんしたけど。



試合が終わって。

挨拶のためにこっちに向かって並んで歩いてくる部員たちを見て。

大きな声の、挨拶をきいて。




こらえきれず、泣いた。


くやしいとかじゃあ、なくて。

頑張ったねえ、の涙だったと思う。




部員も。
泣いていて。



彼らは
あたしたちとはまた違った涙だろうと思う。


キャプテンと握手した。

お疲れ様


ありがとう

の、握手。


いつも一緒にあほなことばっかしてる相手なのに
妙に改まってしたその握手が



ちょっとおかしくて
ちょっとせつなかった。













もか |おてがみ
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素材おかりしました。偶然HNとおなじ!