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朝起きて。 彼があせってたのはわかってた。 プレゼンの準備と、テストの範囲は膨大であるらしく、 彼は花火が終わった後頑張らなければいけないわけだった。 「ごめん。 あこ、中百舌鳥までしか送れない。」 梅田まで送ってくれる約束だったし 夜にひとりで長距離帰るのは寂しかった。 けど。 「あこ。 俺な、仕事頑張りたいねん。 仕事を中途半端にはしたくない。 もしかしたらそれであこには悲しい思いさせるかもしれないけど。 許して欲しい」 そういわれて。 そう、ちゃんと彼が向き合って話してくれて。 あたしは最後に にっこり笑って 「いいよ。 仕事頑張りや〜★」 と言う以外の 言葉も気持ちもなかった。 ホントに 頑張れ と思った。 彼のそんな姿勢が とても好きだ。 そしてあたしは ちゃんとそこでいつも笑える女でいるべきだと思う。 彼は あたしが 寂しい気持ちを持っていることを、もう 存分にわかっているから。 そして その上で笑うあたしを見て 彼は絶対に頑張ってくるってわかるから。 |