ROOM
DiaryINDEX|past|will
頭でわかっているのに、できない事
悲しんでもしょうがないから、今がもったいないから、 楽しもう。 笑おう。
彼は前向きだ。 あたしがわかっててもできない事、を、いつもちゃんと実行する。
あたしが、
彼は淋しくないの?
と、アホな質問をすると、
俺はね、 今週はもかと何しよう、来週はなにしてあそぼ、って考えてるからね、
と言われた。
昨日あたしが笑ってバイバイできない自分に葛藤している時。
あたしを抱き締めながら、彼がメールを打っていた。
あたしの顔をくいっとあげさせて、にこっと笑って彼は携帯の画面を見せた。
「今日は泊まって、明日の朝帰るわ」
親へのメール。
それを見て、あたしは泣けたのです。
わがままは、 言っている時より、 きいてもらえた時に、あたしの心にのしかかる。
泣き顔で、笑った。 「ごめんね、お見送りするね!早くしなきゃ電車なくなっちゃうよー」
彼は、もちろんすぐにウンと言わなかった。
体育座りのあたしを、ななめ上から抱き締めて、
「泣け」
と言った。
あたしは、笑顔で、彼をスーツのかかったハンガーへ促した。
今日聞いたことだが、 彼はあそこであたしが泣いたら、 帰らないでおこうと思ったらしい。
だから、泣けってゆったでしょ
と言われた。
あの半年は毎日一緒にいられたけど、 今も一緒やぞ。
ずっとつながってるやろ?
もかが元気になるためなら、俺なんでもしたるから
彼の言葉はいつも優しく、スキがなく、
|