d a y s*
photo & text by tomoko
* 2006年04月23日(日) |
F1・サンマリノGP感想 |
レース中盤からはとにかくトップワンツーの攻防から目が離せなくて、そこに目を奪われ続けて、久しぶりにレースの神様に祈っていました。観てる時点で結果が出てるレースにも関わらず、それでも思わず。
0.3、4秒って差でレースの半分近くを追われ続けるそのプレッシャーって一体どんなもんなんだろうね。でも、そういう時に前に出てるミヒャ(兄)っていうのはミスしないんだよね……強いなって思いました。でもって、追いかけ続けたアロンソがほんとにほんの少しのミスでライン外れた時、やっぱり若いか、とちょっとだけ笑ってしまいました。バカにしたんじゃなくて、経験値の差っていうの? そういうのが見えて安心したというか。でもあのコの走り方って恐いねー、こう、刺す時の動きがすんごい鋭角なんだもん。そんなのを後ろにくっつけたままポールトゥウィンを飾った兄はお見事でした。
フェラーリ対ルノー陣営の勝負もフェラーリが我慢して勝ったって感じでしたね。2回目のピットインのタイミング、あれはどっちも賭けだったんだろうなと。先に動いたルノーが負けの結果になったから、アロンソも非常に不満。って顔してたけど(笑)何はともあれ、イモラで兄が優勝出来てよかったです。おめでとうです。淡々と書いてますけどファイナルラップ数周前から泣いてました。はは。いやー……すごいレースでした。
その他。
・バトンもお祓いしてもらった方がいいよ……前回に引き続き気の毒過ぎる。(ロリポップマン…ピットイン時にドライバーにストップ→ゴーの指示を出す人 が給油が終わっていない内にゴーを出したために給油ポットが繋がってる状態で発進してしまい、ガソリンまき散らすわホースでクルーがなぎ倒されるわ大変なことになった。火花が飛ばなくて本当によかった)
・1周目のアルバース(ミッドランド)のクラッシュが心臓に悪かった。ケガなくてよかった。あの手のクラッシュってほんと危ない。詳しくは解らなかったけど、コーナーインで低速になってた井出のマシンのタイヤが、コーナーアウトで立ち上がりかけたアルバースのタイヤをロックしちゃった感じなんじゃあないだろうか。速度出てる方が吹っ飛んじゃうんだよね。ジルの事故もその手だったしな……。そんなわけで私がアルバースだったら井出を殴りにいったかもしれない(こら)
・本日のキミ(ライコネン)…映像がほとんどトップしか映らないのでどうなってるか解らなかった。(笑)スタート順位から落ちてたり上がってたりして何が起きてるんだろうなと思いつつ、結果5位。上がりきれなかったかって感じ。
・バリチェロはスタートで出遅れて10位。もったいなかった。彼だって得意なサーキットだったと思うんだけどなあ。
・ニコ、完走。一度も姿が見れなかったけど。
・ジャックとかクルサードとかラルフが、もうちょっと来れないかなって思ってたんだけどなー。
などなど。
今日は兄とアロンソしか見れてないし観ていないので、他は曖昧ですわ。
サーキット上、ふわふわ舞ってた白い綿毛って、あれはポプラとかの綿毛……だっけ。不思議な風景だった。なんかね、穏やかなものがいるって感じましたよ。セナはきっとここにもいるんだろうなとぼんやりと思ってました。
あとー……表彰台で跳ねてた37才の兄と、「僕のアイドルだ」って笑ってる25才の顔がよかったなあ。兄の勝負は次から本格化するんでしょうな。次は母国GPだしね。楽しみ半面恐いなあって気もします。
以前は「ミヒャ」とか勝手に呼んでた兄シューマッハさんなのですが、貫禄つき過ぎてミヒャ呼ばわりするのに抵抗を覚えるようになってるな……