d a y s*
photo & text by tomoko

* 2006年04月02日(日)
 オーストラリアGP決勝感想と、ベルガー


スターティンググリッドにライコネンの名前があってまず一安心。よかったよかった。
今日のレースで一番笑ってしまったのはやっぱり右京さんのコメント。

「バトンへたくそですね!!(怒)」

今回も名言というか暴言を……バトン、ホンダなのに!(笑)そんなこと関係ないっていうか、ホンダだったからこそのこの容赦のなさなのかな。しっかりしろよって意味でね。

右京さんがそんなん言ったのにはもちろん理由あり。タイヤをしっかり温められないでいたから。南半球のオーストラリアは冬に向かっているわけです。20℃くらいって言ってたかな? 時折の風もあり。寒いから、タイヤがあったまっていない状態できついブレーキをかけるとロックしてしまうそうです。凍結道路で急ブレーキかけるのと同じ? その後、設定温度が合ってない硬いタイヤをはいてたマシンは大変そうだったし、とにかく最初から最後まで「頭の中がぐちゃぐちゃになってます」(森脇さん)なレース展開で心臓が痛かった。目が離せなくておもしろかったけど恐いレースでした。どのクラッシュもマシン大破だったもんなぁ……。ケガ人が出てないのがある意味すごい。クリエンだったかなんてさっさとマシン降りてお迎えのスクーターに乗っていっちゃったもん。(笑)
フォーメーションラップの時点でモントーヤ(マクラーレン)がスピンしたのもタイヤが温まってなかったのが原因らしいんだけど、その後もとにかく荒れまくり。セーフティーカーが4回も入る有り様。

ファーストラップでトップに立ったアロンソ(ルノー)はやっぱ強いなーって思った。4回セーフティーカーが入ったから4回ローリングスタートになったわけだけど、その4回とも2位以下を寄せつけなかったから。タイプの違う3つのサーキットで常に走りもマシンも安定しているってことは、今年もアロンソもルノーも強いってことなんだろうなって。もうひとりのルノードライバーのフィジケラは大変そうだったけどね(苦笑)エクストラフォーメーションラップでエンストしたり(せっかくフロントローだったのに……)、ピットスタートしたらどっかのクラッシュの影響でスピンしてたり。それでも結果は5位入賞。ルノーめ!!(笑/好きだけど)

ライコネンとこのマクラーレンさんは3回目のセーフティーカーが入った時、ピットインさせてたんだけど……2台同時に来ちゃってライコネンの後ろでモントーヤのマシンがピットイン待ちしてたりして。これってどうなの?(笑)スーパーアグリさんとこがそれをやらかした時は、ああ慣れてないんだなーって思ったけど、マクラーレンがそれをやるのって……(苦笑)マクラーレンはその後、モントーヤがリタイヤでライコネンは2位入賞。「走れれば速い人」はやっぱ速かったです。でも今日は押さえて走ってたでしょあなた。って印象でした。ある意味久し振りになめらかに走るライコネンを観たのかもしれない。でも、ファイナルラップで最終コーナー抜けた直後、ぐわーっとアロンソ追い上げてこようとした? 辺り。そういうとこが好き。

3回目のセーフティーカー導入前にフェラーリの皇帝がクラッシュ。兄があれだけ派手なクラッシュするの初めてみたかも。フェラーリはそれこそ設定温度が合ってないタイヤをはいていたから、兄は勝負どころじゃない感じでした。全くグリップ効いてません! って感じでウォールに突っ込んだもんなぁ。クラッシュまでの間も兄とは思えないほど乱雑な走りでさ。後ろからアタックかけられるのを押さえなきゃなんないし、だけどグリップ効かないからぎりぎりのブレーキングは出来ないし、何度もコース外れたり抜かれたりと辛い走りしてました。そんなんだったからクラッシュ後、怒り心頭でトヨタのガレージをずかずか横断して行きました。恐かったよ。(苦笑)→クラッシュ地点の傍がトヨタのガレージだったから横断してっただけなんだけど。
↑このクラッシュの影響でまたしてもセーフティーカー入り。で、その後にトロロッソのリウッツィがクラッシュ。コース上、右へ左へとマシンが滑ってひやっとしたけど誰も巻き込まれなくてよかった。

トロロッソのピットウォールに探してた懐かしい顔をやっと発見。
思わず画面に向かって名前呼んだよ、「ベルガー!!」って(笑)開幕戦からずっと姿を探していたんだけど見つけられなかったから嬉しさひとしお。今回はきっちり映ってくれました。相変わらず鼻悪そうだ……(笑)
ベルガー大好きだったんです。走らんマシン(フェラーリだったと思う)で頑張ってて。マシンが非力だからコーナーで詰めるしかなくって、きっちり詰めてパスするんだけどストレートで抜かれて。ってのを繰り返してた。それを観て、この人勝負してる、かっこいい! ってファンになった。その後、この人とセナの間で繰り広げられた数々のエピソード(主にベルガーがセナに仕掛ける悪戯の数々)を知ってますますファンになりましたね。セナと一緒に『ロン(デニス)をワニ池に落として足蹴にしながら年俸アップ要求』って、そんなマンガみたいなことほんとにやっちゃうの?! みたいな。(笑)

話ずれちゃった。

えーと。ファイナルラップ、バトンがコントロールライン目の前でリタイヤして気の毒でした。最終コーナー少し手前からエンジンブローしちゃって、でもホームストレートまで入ったんだけどほんと、あとちょっとってとこだったから。
F1は2週間のインターバル後ヨーロッパへ移動。4/23にイモラです。94年以降、イモラでのレースってまともに観てない。今年は久し振りに観よう。



INDEXPASTWILL
トモコMAILHOME

My追加