d a y s*
photo & text by tomoko
* 2003年02月22日(土) |
『 落下する夕方/江國香織 』 |
冷静にみっともないひとの話が読みたい。そう思って自分蔵書から選んだのが「落下する夕方」。梨果のみっともなさに今ならすごく共感するんだろうと思いつつ読んでたら、それはもちろんだったんだけど、華子の行動にもなぜか納得がいった。ひとには「もういいな」と思う時ってあるもんだ。その時にほんとに「もうよし」にしてしまえる行動は、潔いけどえらく自分勝手で、でもしあわせなのかもしれん。と思った。わけわからんやん。(苦笑)
明日は天気よくなるといいな。
大掃除したいしたい病。
月曜、満月やった。(と思う。)家から駅までの道すがら、住宅街の隙間に薄い黄色の満月が見えた。風が強かったから背中に隠れながら「満月」って言ったら、鼻を鳴らしたみたいだった。あっという間に月が欠けてく。やっとで「私」が自分の中に帰ってきた感じ。「私」が冷静かつ一生懸命で最善を探してるのがわかる。でも、ふっと放心する。不思議な感覚になる。もう終わっちゃっていいかもしれん、なんて感じてるから自分で驚く。終われないけど。まだやらなきゃいかんことはたくさんあるんだから。
昨日今日と友人と電話で話した。月曜以降、会社以外の人と話すのは初めて。といっても、日にちは大して経ってないんだけどな。取り乱して泣いてしまうのが恐くてひとりになっていたかった。でもそれじゃあ先に進めないし。それを友達が教えてくれたし。ありがとう。
長い長い一週間だったな。でもたったの一週間だ。だから大丈夫。