Leben雑記
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2006年02月06日(月) 非論理性2

 久しぶりだけど、イキナリ前回の続き。

 心の非論理性はおそらく事実だが、その原因については以下のように考察可能だろう。これは細かく言及可能な問題なので、今回は矛盾に陥らない原因について言及する。この部分だけ取り上げると論理的であることになってしまうので…。

 もともと論理性とは概念、属性などの同一性の問題と関連している。というのは、等号で結ぶことが可能なのは、同一のもの同士だからである。とすると矛盾は、相反する二つの事柄が成り立つことを言うのだが、これは、概念、属性について同一であるもの二つが相反することがないために、通常は起こりえない。本来同一でないはずのものを不当に等号で結んだ場合、それが一般的な矛盾である。例えば、数学の問題で式を展開してゆく過程で誤った式を等号でつなげてしまったときのように。(「1+1=3」1+1と3は本来別のものだが、誤って同一のものと認識した。これが矛盾である。)

 心は普通、己自身が“一なるもの”であることを確信している。自分のほかに自分自身が存在する、などと本気で信じる人はいないだろう。試みにそう考えてみることはできるとしても。しかしこういうと次のような反論があるかもしれない。多人格の問題。しかしこれとても“心は”という部分に着目すれば上記の核心を揺るがすことはない。ひとつの体に多くの心が存在するだけのことである。心という概念は、それ自体同一性を維持している、というか、己がそうであると信じている。
 これがために、感情や心の問題として、「相反する二つの事柄(感情や心)が同時に成り立つことはない」と言えよう。

                           ※
 最近週末は必ずスノーボードに行ってる。ワンエイティは、目線が重要だね。ようやく分かってきた気がする。踏み切り前に体と目線を後ろのほうへ先行的に移動させておくと回りやすい。そんな短い日記。


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