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2008年11月05日(水) おいおい、身の回り、なにやら不穏不穏ですが……、の巻

    「黒い事件簿」であります。唐突ですが。

いや、唐突かつ驚愕、なことが身の回りで、立て続けに、です。

今朝(11月4日)のトップニュース。

大物アーティストTKの5億円詐欺事件

自分の楽曲の著作権を譲渡するといって、神戸の資産家から、

詐取した事件、あれです。

その神戸の資産家を紹介したという「広告会社代表」という人物。

今日の夕刊では、実名も出され、TKとともに、

ついに「容疑者」と付記されてしまいましたが。

Kさんとしましょう。Kさんです。小柄な。

20年来の、知人なんです。

今年の4月ごろですか、Kさんの会社で。

TKに金を貸してるんだけど、車やピアノをカタ(担保)に取っててな」

と、Kさんは平然と言い放ち、続けて、

「モグちゃん(ここは、あたいの名)、ピアノ買ってくれる

人いないかなぁ、車(ガルウイングのベンツ)は、何とかメドがついたん

だけどなぁ」

と、今は千葉の短大に保管されているという

そのピアノ(YAMAHA、でしたが凄い彫刻)の写真を、

チラリと見せられたことがあったのですわ。

もちろん、そんな「よっしゃ買うたろ!なんぼや?」という

太客なぞ縁がないモグとしては、

「はぁ、一応は…」

などと、気の抜けた返答をしたんですが。

「ピアノは、何とか(ママ)鑑定団に出したとき、

 4千万の値ついたらしいからなぁ」

「ピアノ5千万で買う人紹介してくれれば、

 500万はモグちゃんに渡せるよ」

とか、言われ、ふらふらっと、

あの人どうかなぁ、あの社長に話してみようかなぁ)

と、一瞬でも思ってしまったのは、間違いない。

結局、ある信頼おける人物から、

「いくらTKのカスタム物でも、YAMAHAじゃぁ、誰も手を出さんよ。

 まして、そんな値段じゃぁ」

とアドバイスされて、

(そういうもんか)と、

そのまま放っといて、今まで半年余り何にも動かなかったモグですが。


”「自分で権利を持たない著作権」を

「あたかも保有するがごとく」騙して”の

ものではなく、単純に「ピアノの売買」であったかも知れないが、

今回の「(本人たちも認めている、という)詐欺の図式」

知ってしまっては、「カタにとったピアノ」の本来の所有者は、

誰になっているのかも怪しくなり、そんな「イワクモノ」を、

善意の「あの人」「あの社長」に持ち掛けなくてよかったよかった

と今著しく思っております。

ただ、Kさんの弁護をするわけではないですが、かなりの金額を

TKに融通したのは事実だろうし、債権者のひとりとしての立場が

ずっと長くなり(今でもそうだろうが)、

本業(広告代理業)もかなり傾いてきて、

債権者状態を持ちこたえられなかったのでありましょう。

「債務者」と手を組まざるを得なくなった、のではないでしょうか。

決して、「事件の主役」ではないと、信じたい。

いつ会っても元気で、明るく、

「よぉ!元気か!?」

と、漲る大声で、歓待してくれたKさん。

奥さん、息子君、社員の人たちのことを思えば、

胸がつまります。

是は是、非は非、として、身を処してくれるでしょうよ。


で、立て続けという、もう1つの「黒い事件簿」は、次回にします。


熱血野球オヤジ |MAIL

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