酒場と野球と男と女
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2007年06月24日(日) |
素晴らしき野球坊主の事、の巻。 |
昨土曜日に続き、今日も高校グランドへ。
最寄駅から遠いこともあり、車を持たないアチシは、バスかタクシー利用
なんですが、同じご父兄の車に同乗させて頂く事も。
お世話になります、感謝感謝で、今日はIさんの車へ。
Iさんの息子さんは、ウチのと同じ内野手。
2年の秋から、メキメキ頭角を現し、今、完全レギュラー。
ショートとセカンドをこなす、不動の2番打者。
以前から、いい選手だなぁと思っておったんですが、1軍の試合に常時
出場するようになり、天性の持ち味が、より顕在してきた。
メジャーで選手を評価するとき、「OPS」という数値を最も支持する。
「オンベース・パーセンテージ・スラッギング」。
出塁率[(安打+四死球)÷打数]と長打率[塁打数÷打数]を、
合計した数値のこと。
つまり、どれだけ数多く出塁して、どれだけ数多く本塁打を始めとする
長打を撃ったかを、評価するもの。
日本で言えば、金本、松中。メジャーでAロッドとかが、代表的。
で、まぁこのOPSが、I選手、トップクラスなんです。
特に、選球眼。四球数がダントツ。
で、リストの使い方が巧い右打者特有の右方向の打球が伸び、
二、三塁打が多い。
一見おとなしそうに見えるキャラ故に、ベンチは見落としていたかも
知れませんが、熱血野球オヤジは、ずっと観ていました。
打撃だけではなく、グラブさばきも玄人好み。
高校の選手というと、基本に忠実しすぎて、打球に直角(真正面)に
入ることを第1義にしている場合が多いんですが、そういう選手は、
動きが直線で、往々にして球際に弱いんですなぁ。
円い動き、曲線的なプレーが、ショートセカンドには、必須。
これは、なかなか教えてできるものではなく、生来のリズム感を
持ち合わせているかどうかで、ある程度決まると、思っとります。
よく、「守備は練習すれば巧くなる」といわれますが、それは、
中堅高校レベルまでの話。
そこから先は、いかに自然に、円く捌ける資質を持っているかで、
決まってしまうでしょう。
で、まぁ、その円さを、I選手は持っている、つう事ですよ。
このI選手を、レギュラー起用したベンチの眼は、
他の事は(実はここが重要なんですが)ともあれ、
一応評価してあげましょうよ。
観る目遅すぎ、ですがね。
さあ、あと1ヶ月を切りました。
組み合わせ、試合の事は、また今度。
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