酒場と野球と男と女
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2007年06月12日(火) 上野の夜、青い月輝く、の巻。

上野で一仕事終え、ほんじゃぁ、一杯いきますかぁ、と

男3人、しゃぶしゃぶ食べ放題へ。ええい、呑み放題もつけちゃえ!と、

ガンガン皿平らげ、ぐいぐいグラス呑みほす平均年齢47歳の男たち。

後ろに座っている、派手派手オネェーちゃんのローラライズハンケツ

絶好の借景(!)に、ああぁ喰ったぁ、呑んだぁ、拝んだぁ、大満足。

 んじゃぁ、そろそろいきますかぁ、と、ネオン誘う上野繁華へ。

「キャバ、行こうよぁ」

「いや、抜きにぃ」

「二人で、行ったらぁ」

「そんな薄情なぁ」

「呼ばれて飛び出す、ハクジョー大魔王、なぁんて」

「………」

 こんなやりとりを、さんざ繰り返し、たらたら、歩いているうち、

大衆キャバレー ブルームーン』、レトロチックな看板が。

 昭和の心をこよなく愛す(昭和の心?)3人は、

「行く?」

「そうねぇ」

「1時間7千円だけ?」

「そうねぇ」

「じゃぁ、決定?」

「決定!!!」

と、3名様ご入店〜〜〜!

いらっしゃいませ〜〜〜〜〜〜〜の声に包まれて、見渡せば、

中2階もある、中々の広さ、ホントに、昭和のキャバレー、そのもの。

石原裕次郎がその辺でドラム叩いていて、

小林旭がギター抱えていそうな雰囲気。

 3人着席、それぞれオネーチャンが付き、ん?オネーチャン?

違クネェ??

どう見ても、一人は33〜36歳、一人は少し若めで、30前後。

アチシのオトナリは、40越えているような。

 まぁいいや、呑みましょ、唄いましょ!

つうことで、楽しいトークで盛り上がり。

 で、よくよく回り見れば、お客さんの平均年齢どうよ?

73歳、間違いなし!立派な年金生活者、太鼓判!

ホステスさんも(ホステス、昭和でしょ、この響き!)、

60超が、あちこちに。

 この道、40年。

ホステス道、騙し騙され男と女、色んなことがありましたぁ、

のオンナを極めつくした方々が、斜(はす)に煙草をくわえ、

勢いよく鼻からプハァ〜〜っと。

「幸せは、辛いに似ているのね」

なあんて、セリフが似合い、

いよっ!おかっさん!!

大向こうから掛け声が聞こえそうな、

そんな方々が、ほうぼうに。

 さっき、我々に着いたホステスさん3人が、

「この店で、若い順3人だよ」

と、言うのも、納得。

 若いNo.3が、40チョィ、つうのも、ここまでくれば新鮮です、

ええ、新鮮ですとも。

年齢判読神経麻痺してます、さすが、上野、ああ上野駅。

 集団就職で、初めて上野駅に降りた時の、あの頃の事が。

経験もしていないのに、脳裏に浮かびます。

(たまには、母ちゃんに電話してみっかぁ)

何故か、東北弁のイントネーションで、

思わせてしまう、『大衆キャバレー ブルームーン』。

 レジで、尿もれパッドが売ってました、確か。





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