さらしなのつき
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まどろみの朝。
玄関の方で若い男の人の声がするなぁ・・・ 何言ってんのかよく分かんないけど 「返事がないなら上がります」的な意味のこと言ってんなぁ と思ったら、スーッと玄関から廊下、 リビングへと入ってくる気配がする。
「何で入ってくんの〜!?鍵あいてたかな」と 焦って起き上がろうとするんだけど、 起き上がれない。
気配は、リビングをスーッと通り抜け、寝室へ。 ベット脇でジーッと見下ろされてる気配がした途端、
ズシン
きました。
ええ。金縛りですヨ。
金縛りのときは、このまま落ちたらヤバイから 必死で、心の中で九字切ったり声出そうとか抵抗するんで、 怖いとかって感情は意外とないんですね。 「あ。来るかな…」って気配がしてる間の方が怖いかも。
旦那、「あ」「う」とか、何を言ってるのか分からないけど、 うなされてるっぽい私を「また悪夢見てんのかなー」と 起こすべきかどうかジーッと観察していたみたいです。 うなされてたんじゃなくて、九字切ったり難妙法連…とか とにかく声を出そうとしてんだけど、 ちゃんとした声になってなかっただけ…なんですがw
感じた気配とズシンときた重みって、 旦那の視線と布団の重みだったりして(^^;
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