K馬日記
サリュウラヴケーマ号とバリトンサックスの『ウエエ、ウエエ』なわだち
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2008年08月09日(土) 夕凪の街 桜の国

今日は、「夕凪の街 桜の国」を見ました。
原爆を経験した皆実(麻生久美子)が主役の「夕凪の街」
皆実の姪であり、被爆した母親を持つ被爆2世の七波(田中麗奈)が主演の「桜の国」
という2部構成の映画でした(といっても「桜の国」は2つが交錯して進んで行くんですけど)
麻生久美子の演技いいねー。
「時効警察」のおちゃんぴーな演技も良かったけど。
今回の「夕凪の街」での真面目な演技もかなり良いです。

皆実(麻生久美子)は原爆投下以来16年平和に過ごし、死んだ妹を悼んで自らの幸福も諦めて暮らして来た。
あの時、自分も妹と死ぬはずだったのだから、幸福に生きていてはいけないという、原爆に対して非合理的な自責の念を持ち続け。
恋をすることも禁じて生きてきた人生に。
何が間違ったのだろうか、密かに恋心を抱く同僚にプロポーズをされ。
自分の想い(自責の念)を告白して断ろうとするが、「生きていてくれてありがとう」と言われる。
そこでやっと、自分は誰かに必要とされているのだから生きていても良い、という希望が自分の人生に訪れた。
それなのに、原爆の放射能によって、幸せを目の前に、皆実は死んでしまった。
臨死の際の最後の一言。

「16年経ったけど、原爆を落とした人は私を見て『やった!また一人殺せた』とちゃんと思うてくれとる?
ひどいなあ、てっきり私は死なずにすんだ人かと思ったのに・・・。」

ちょっと、この言葉の意味が深すぎて。
しんみりきちゃいました。
まあ、原作と映画を見ればわかります。。
これまでずっと自分の命を限ってきた皆実が、最後にようやく自分の命に価値を見出そうとするこの悲しさ。
ようやくこれから人生が再スタートするって時に死んでしまう悲しさ。
しんみりしちゃうよ。

桜の国は、ちょっと原作の感動出来るシーンがカットされてて残念だった。
ほいで桜の国はちょっと展開が不自然だったかな・・・。
あ、ちなみに七波の父親の姉が皆実で、父親は幼いころに茨城に疎開に出されていたのね。
それでも被爆者と結婚してしまうんですが。

まあ、要するに原爆は現在にも翳りを落とし続けているんだよっていえばそれまでなんでしょうが。
期待しまくってた分、普通の出来だったんでちょっとがっかりだったかな。。
でも、1つずば抜けてたものがあったよ。
サウンドです。
オーボエとストリングスとハープの音がちょっとヤバスぎです
あの音楽だけで泣けます(笑)
でもまじですよ、これは。
公式ホームページで多分触りだけ聞けるよ。

あと、昨日「口さけ女」も見たんだった・・・。
あんまりこわくなーい。
でもジャパニーズホラーってどうしてあんなに後味悪くすんのかねー。
悪夢はこれからも続く的な・・・。
だって、何人も犠牲を出してようやく1通り解決したー!
とか思ったら、最後主人公(さとえり)が「口さけ女」に取り憑かれて実の娘にハサミを振りかざして終わるんだよ?
「感染」もそうだし、「LOFT」もそうだし、「リング」もそうだし。。
「予言」は大分すっきりした終わり方だったよ。
ちょぴり感動テイストだったし・・・ホラーなのにね!?
そんで、怖くなかった1番の理由が、口さけ女が美人だったってことかな(笑)
美人な妖怪なんてこわくないっすよ!
とまあ、あんまりオモシロくも怖くもないお話でした。
でも、さとえり小学校の先生めちゃ似合うね。
子どもがうらやましいよ(笑)
なんつってー!

ぽーにゃ、ぽーにゃ、ぽにゃ、さようなら♪

原爆は「落ちた」んじゃない、「落とされた」のよ。
「夕凪の街 桜の国」より


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