裏日記。
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帰る日。
2人で暮らした時間はここでもう切れてしまう。
最後にやっぱりあたしじゃなダメなの?と泣いてしまった。
ごめんね。というTさん。最後の最後まで優しくて憎かった。
Tさんはあたしが好きで仕方がない事を知ってるから。
あたしが強気に出ないことを知ってるから。
一瞬でもあたしのことを好きと思ってくれた。
のならいいと自分に言い聞かせてあたしは「いい子」の振りをした。
バス乗り場までの道を私は手を繋ぎたくなかった。
でも、Tさんは手を繋ぎそしてバスに乗る直前。
キスをした。
最後の最後まで残酷な人。
あたしは号泣をした。