The あぽ家
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2009年08月19日(水) |
ひとりの達人を目指して |
今朝のこと。
雨戸を開けたら我が家のちっちゃなちっちゃな・・・。
あれ? なんていうのかな?
ベランダとかじゃなくてぇ、窓からちょっと飛び出してるヤツ。
浮かばない(笑)
そこに、せみさんが仰向けになっていたんですね。
「あー、ここで全うしたのか・・・」
朝イチで臨終現場に遭遇ですわ。
ティシュを取ってそっとくるんで玄関へ。
我が家で土があるのは、その先にちょこんとある、猫ジャラシしか育たない「呪いのプランター」だけなので。
今まで疑問に思ったことはなかったのですが、
えっと・・・うつ伏せと仰向けってどっちが正しいの?
いつもはうつ伏せで土の上に移動していたんだけど、仰向けで事切れているってことは、もしかしたらそれが蝉流儀なのかしら?
これまで間違った作法で弔っていたのでは?
あら、やだ。 罰当たり。
でも何だか、足がね・・・みよ〜んって出てると裏返したくなるのが心情ってものです。
裏? 裏なのか? 裏でいいのか?
定かではないが、多分裏(笑)
それで、そっと置いてみたんですけど、あれ?土の上にいない!!
よく見ると、必死でティシュにしがみ付いてた。
ご存命だったみたい(^^;
なるべく日陰になりそうなところにティシュと一緒に置いておいたら、出かけるときにはもういなかった。
必死にしがみ付いて、そして必死に飛んだのだろう。
家に帰ってきて、玄関先のプランターを見ながら今朝のことを思い出していた。
「あいつ・・恨んでないだろね」
おそらくはそんなに長いことはないだろう。
そんなこの世の最後に恐怖を与えてしまったこと・・ごめんよ。
この世の最後の風景ってどんな風に見えるのだろうね。
不意にあのこの最後の姿を思い出した。
まるで今朝のセミさんのようだった・・。
(ごめんなさい、一生懸命その姿を書こうと思ったけどやっぱりまだ駄目でしたT0T )
鼻の奥が痛くなって、涙がツゥーと流れ落ちた。
私は一人だ。 誰に遠慮することなく泣いていいんだ。
大の字になって、手足をバタつかせ、声を上げて泣いたっていいんだ。
この腕の中で送ってあげられなかったことごめんね。
今でも、いつだって君に会いたいよ。
でも逢いに来てくれないんだね。
この親不孝モノめ!!
いつかお尻ペンペンしてやるから、大人しくそこで待ってろ!!
サマージャンボ外れちゃったよ。
今度からご飯のランクを落としてやる!
質より量にしてやるんだかんね! ・ ・ ・
人って案外泣き続けられないものだ(笑)
ものの二分も泣いていないと思う。
私だけか?
って、いうか・・・
いい歳した大人が、大の字になって泣いてるってどうなのよ?
零れた涙が温度を失って耳の中に流れ込むのを感じながら、スゴスゴと立ち上がるときの気恥ずかしさったらなかったわ。
「えっと・・・どのタイミングで起き上がればいいですかね?」って。
やっぱ、ひとりでもやらないほうがいいこともあるな・・。
またひとつ、お勉強した悪寒なのでした。
「ひとりマイスター」への道は遠い。。。
明日の朝、目が腫れて、顔が(益々)酷いことになってたら、お尻ペンペン増量すっぞ(笑)
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