大気圏に出るには宇宙服がいるように

此処にいるために必要な服は　この身体

今はもう　それすら要らないところへと　旅立ったのか

残された服を抱きて　ただ・・ただ・・その行方を問う


今日、またひとつ　命が虹の橋へと向った。

まだこの身体を必要とするから

脱いでいった・・の気持ちは解からないけど

まだこの身体を身につけているから

脱いでいった服を抱くものの痛みは解かる

例えば腕を失っても　私自身の価値は変わらないだろう

でもその失った腕も　私の腕なのだ。

わたし　て　なんだ？

いのち　て　なんだ？

わたしは　身体か？　わたしの正体は　どれだ？

「いつか・いつか・土に還る」　そんな歌を思い出しながら

まだ此処にあるあのこの一部に問い掛けていた。

今日のわたしは　寂しかった　ただただ　寂しかった。

元気でいて欲しいと祈る事が　もう出来ないのだと思えば

あすかちゃん・・・あたし、寂しいです。

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