The あぽ家
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2004年06月01日(火) 陰膳

これと言って信じてもいないし、入れ込んでもいない

のに・・・。

蔭膳ってしってますか?

行方が知れない人の分までご飯を用意する、あれです。

我が家には今、ふたつのご飯が小さなテーブルの上に乗ってます。

ひとつは「あのこ」の、そしてもうひとつは

あのこが家に来る前にたった二ヶ月だったけど我が家で預かった

野生丸出しのシベリアンハスキー嬢(Jモ−ン)の為に準備したものです。

三日前に行方不明になったと連絡がありあたしゃ、生きた心地がしなかった。

保健所には連絡済みとは聞いたけど、無茶なくらい暑い日あり、雨ありで

悪い事ばかりが頭を巡ってしまって。。。。

何もすることが出来ないくせに、焦燥感でパニック状態。

せめて、Jモーンが食べ物に困らないよう、どこかのわんこのご飯を横取り

していたら、そのわんこの分をここの捧げますから・・とお祈りした。

迷信さ、気休めさ、自分が安堵したいがための方便さ。

解っているけど、知ってるけど、そうは思っているけど

こんな風習、因習に自然と縋ってしまうものなのだとあっさり思えた。

必要なのだ。

それで心が安定するなら、少しでもそこに希望や望みを託せるなら

非科学的なことでも、オカルトじみた事でも、馬鹿げた事でも

立派に存在価値がある。

そう思った本日・・・Jモーン、無事見つかりました。

お尻を一回ぶって、そしていっぱい・いっぱい撫でてくれと託しました。

嬉しい涙でしたが、もう二度とはゴメンな涙でもありました。

神様? 仏様? なんでもいいや! 謝謝


aquri(K) |blog