おうち鑑賞

2010年07月30日(金) 『愛を読むひと』


『愛を読むひと』The Reader 2008年/米=独 スティーブン・ダルドリー監督


映像が全てを語っている。

監督の強い表現姿勢が伝わってくる。

説明台詞は存在しない。

むしろ何も語っていない。なのに

全てが理解できる。全ての感情が理解できる。

相手に刃を向けることは、同時に自分の心も切り刻むことと。

その道を選んだのは、愛が理解をさせたから。

静かに受け止めたのは、そこに愛の存在があったから。

二律背反する感情の中で、新たな関係を築いていけるはずだともがいている。

愛と罪と許せない心。背負った十字架。

「人を愛する」初めての形を見たという思いになる。




監督のバイセクシャルのアイデンティティが

あんなに丁寧な少年の感情描写を可能にしたのかと思う。

偏った見方だろうか。

この作品のセックスシーンに嫌な隠微さは微塵も感じない。

本当に必要な描写だと思える。








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Barbara [MAIL] [バイオトープの庭]

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