『ジャコ萬と鉄』 1964年 深作欣二監督
1949年に谷口千吉監督によって製作された作品のリメイク版なのだそうだ。
脚本は黒澤明監督/谷口千吉監督。
黒澤明監督の脚本なれば見逃すわけにはいかないでしょって感じで見る。
偶然、深作欣二監督作品を続けて見ることになった。
初期(若手時期)の作品だからだろう。
深作欣二監督のその後の作品に対する、肌に合わないニュアンスよりも
新進気鋭の息吹きのようなものは感じた。
んが、どうしても黒澤明監督あるいは谷口千吉監督が
描くだろう作品を想像して比較してしまう。
脚本から三船敏郎、志村喬らが演じる映像が見えてくる。
そして彼らが演じるとどんなに魅力的だろうと思う。
そして黒澤明監督あるいは谷口千吉監督なら女性を
あのようなニュアンスには仕上げないだろうとも思う。
つまりこの作品を通して、黒澤明監督あるいは谷口千吉監督が作る
理想型を頭の中に描きながら見た感じだ。
黒澤明監督作品が、いかに骨太でありつつ繊細な情感を描いていたかを思う。
この作品の脚本は本にも掲載されていないようなのだが?
黒澤明監督より谷口千吉監督の執筆の比重が大きかったということだろうか?
検索してみると谷口千吉監督『ジャコ萬と鉄』はDVDにもなっていないらしい。
そしてレビューをちらほら見てみると、そう高評価でもないみたい。
にしてもオリジナル作品を見てみたいものだ。
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