| 2008年10月14日(火) |
『悪い奴ほどよく眠る』Re |
見る。
汚職事件という硬い(というか直視したくない)
問題を扱っていることから
なかなか見直す気持ちになれなかったのだが
繰り返し見る度に自分の中でどんどんおもしろさが広がっていった。
硬いテーマでありながら娯楽作品としても成立している凄さ。
悪が「いかにも悪」として存在していないリアリティ。
役者さんたちの味わい深い演技。
人間の愚かさが醸し出す可笑しみ。
特に森雅之の副頭取役ぶりときたら。
『羅生門』『白痴』で三船敏郎と共演した
同一人物のその人とは思えない。
冒頭の結婚式、疑惑の庁舎を模った
ケーキを横に据えられた時、
仏頂面でシラを切っていたシーンは
何度見ても小腹がよじれてしまう。
しいて言うなら三船敏郎が「秘書」というわりには貫禄ある印象だ。
シナリオから受ける印象はもう少し若い人物像のように思う。
この作品の三船敏郎も魅力的だけど
30代の三船敏郎が演じたところも見てみたい。
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