おうち鑑賞

2005年11月14日(月) 『近松物語』

 

 製作年 1954年
 製作国 日本
 監督  溝口健二
 原作  近松門左衛門
 出演  長谷川一夫
      香川京子


 【あらすじ】

 京の大経師以春の妻おさんは、実家の岐阜屋から金の工面の相談を受けるが
 冷淡な以春に頼る事も出来ず、手代の茂兵衛に事の次第を打ち明ける。
 おさんを助けるため献身的な茂兵衛だったが、勘違い、行き違いから
 おさんと茂兵衛は追われる身となってしまう。
 二人は禁じられた関係の中、次第に強い愛に結ばれていく。
 






 
 原作は近松門左衛門の浄瑠璃「大経師昔暦」と川口松太郎が劇化した

 (井原西鶴の「好色五人女」の中の)「おさんと茂兵衛」をもとに企画され

 依田義賢が執筆したものだそうです。



 香川京子の凛とした美しさがとても印象的でした。

 歌舞伎や浄瑠璃の舞台だと、不義密通や姦通罪が題材の物語も

 その歎美な世界に浸れるのですが・・(台詞が何を言っているのか

 ハッキリ分からないし)

 映像だと、浮気三昧の嫌味なオッサンが、どの面下げて自分の奥さんを

 そんなに責められるんじゃと、とても腹が立ちました(笑)

 おそれながら、巨匠と呼ばれる監督の映画は息苦しくなります。
 

 


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Barbara [MAIL] [バイオトープの庭]

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