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Martin Luther King, Jr - 2007年04月03日(火)

キング牧師の演説と言えば20世紀の名スピーチ100中1位にも選ばれた「I Have A Dream」が有名だけど、
僕が知ってる中で1番印象に残っているのは、1968年4月3日のテネシー州メンフィスでの演説です。

NHKが出してる「映像の世紀」の中にも収録されていて、
初めて見たとき言葉では言い表せないほどの感動に襲われた。
今まで自分が戦ってきた運動を振り返り、自分の人生を振り返り・・。
そして演説の最後の部分が特に印象的だった。
以下、ココからの転載です。




前途に困難な日々が待ってます。
でも、もうどうでもよいのです。
私は山の頂上に登ってきたのだから。

私も長生きがしたい。
長生きするのも悪くないが、今の私にはどうでもいい。
神の意志を実現したいだけです。

神は私が山に登るのを許され、
私は頂上から約束の地を見たのです。
私は皆さんと一緒に行けないかもしれないが、
ひとつの民として私たちはきっと約束の地に到達するでしょう。

今夜、私は幸せです。心配も恐れも何もない。
神の再臨の栄光をこの目でみたのですから




出エジプト記に登場するモーセと自分を重ねたのかな。
モーセは約束の地を見ることはできたが、その地に入ることは許されなかった。
そして約束の地を見渡すことができる山の上でモーセは死んだ。

キング牧師もこの演説の翌日、暗殺された。
死を予感していたのか、死を覚悟していたのか。
いずれにせよ、歴史に残る偉大な指導者でした。


...




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